・「頭の良さや、努力していることなど、女性らしさとは無縁のところをあえて: 女性としてより、一人の人として尊敬されたいから」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)





■仕事について

・「仕事ぶり: それなりに努力していることだから、『まかせてよかった』とか」(33歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)

・「能力を褒めてほしい: 対等な目で見てほしいので、『今回の仕事のやり方はよかった』などと言ってほしい」(38歳女性/学生/クリエイティブ職)

・「仕事のこと: 一人前になった気がする」(35歳女性/その他/事務系専門職)





■総評

男性にほめてもらえたらうれしいこと、まずは外見や容姿など、見た目をほめられたいという意見から。「かわいい」「きれい」「美人」といった言葉を「ストレートに」「はっきりと」言ってもらうのがうれしい! という声が多かった。努力して美を磨いている女性は特に、髪や肌、爪、メイク、ファッション、体型などの細かいパーツをほめてもらいたい、と願うようだ。ほめられることで「また頑張れる」「自信がもてる」という意見も納得だ。

性格や内面をほめられたい人は、反対に、「さりげなく」ほめられたいようだ。「気配り」や「気遣い」も、やっぱり「自然に」「そっと」ほめられたいという回答が多かった。内面を認めてくれること=「興味をもたれている」「しっかり自分を見てくれている」という感覚があって、うれしいようだ。こういう人たちは、容姿をほめられることには「どうせ社交辞令」「下心が見えて気持ち悪い」と冷静で否定的。それよりは、性格や全体的な雰囲気や仕草、所作などをほめられた方がうれしい、という考えのようだ。中には、両方バランス良くほめてもらいたい、なんて欲張りな回答も結構あったが。

「努力をほめられたい」という人も多く、仕事をはじめ、自分ががんばっていることを認めてもらえると、成果が表れた喜びを感じるようだ。能力や知識をほめられたい理由としては、「男性と対等に扱われている気がする」「女としてでなく、1人の人間として認められた気がする」などが多かった。

全体的に、”ないものねだり”感も強かった。「言われたことないから」かわいいと言われたい、「外見的なことは聞き慣れているから」性格をほめられたい、など、いつもと違う部分をほめられたいという願望もあるよう。「こんなところまで細かく見てくれていた!」という意外性も、うれしさを倍増させているのかも。女性をほめる時は、分かりやすい長所をあえて外してほめるのも、テクニックとしてはアリかもしれない。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2013年5月27日〜2013年5月28日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 女性200名

調査方法: インターネットログイン式アンケート