[画像] 「オリテル」「6ピタ」の意味って? 二度聞きしてしまう業界用語

勤務先で使っている省略言葉や業界用語。業界に精通していない人や、新入社員にとっては二度聞きしてしまうほど不可解なものですよね。知らない人からすると、何それ? と驚いてしまう業界の専門用語について、男女のみなさんに聞きました。

■オリテル(27歳/女性/広告)
「『折り返しTELする』を略して『オリテル』と言います。クライアントから電話があったとき、『○○商事さんまでオリテルで』などというふうに使います。新人に使うと、『降りてる……?』となるので、若干面倒ですが(笑)」

日常生活でも使えそうな略語。慣れてしまうと、本来の言葉が長すぎて嫌になってしまいそうです。

■IT業界のD(27歳/男性/IT)
「Twitterでダイレクトメールを送ることを『Dする』と言います。先輩に飲み会の場所などを口頭で伝えたとき、『ちょっと今手が離せないからDしといて!』と言われたりします」

こちらも慣れてしまうと、日常生活で使ってしまいそう。

■飲食業界のD(28歳/女性/飲食)
「勤務している居酒屋で、ドリンクの注文が入った際に『D入ります』と言います。何でも頭文字で会話する習慣があり、トイレに行くことを『Tする』、調理時間がかかる釜飯は『釜入ります』と言います。また、もしもゴキブリが出てしまったときは、『G来ました』と言うことになっています」

Twitterのダイレクトメールを指すDと、ドリンクのD。同じDでも業界によってはまったくちがった意味になるのですね。

■ぬるぽ(26歳/男性/IT)
「SEをやっています。プログラム実行中に出てくるNullPointerExceptionというバグのことを、略して『ぬるぽ』と言います。『ぬるぽで死んでるわー』などと使うのですが、新入社員の中には毎年不思議そうな顔をする人も」

ちょっとかわいく聞こえてしまう業界用語。ネットでもたまに見かけますが、意味を知らなかった人も多いのでは。

■6ピタ(29歳/女性/証券)
「残業が多いこともあってか、午後6時ぴったりに帰宅できることを『6ピタ(ろくぴた)』と言います。あまり仕事を振ってほしくないときに『今日6ピタする予定だから!』などというふうに使います」

意外と使われているらしいこの言葉。最初聞いたときは湿布か何かかと思ってしまいましたが、意外にメジャーな言葉だったんですね。

■ネムい(25歳/女性/制作)
「撮影した写真のコントラストが弱い場合などに『ちょっとネムいかな』という感じで使います。初めて聞いたときは、『仕事中に眠いなんて……』と一瞬びっくりしました」

今では彼女も、「ちょっとネムいですねー」と使いこなしているそう。

不可解な業界用語がたくさん出ましたが、業界全体ではなく、一部の地域や企業で使われているものもあるようです。業界全体で使われていると思っていた言葉が、実は自分の会社だけだった……なんてこともあるかもしれませんね。あなたの勤務先には、どんな業界用語がありますか?

(山本莉会/プレスラボ)