上海で17日に開催されたアイスショー「アーティストリー・オン・アイス」に参加するため中国を訪れたバンクーバー冬季五輪フィギュアスケートの女子金メダリスト、キム・ヨナ選手は16日、現地で記者会見し、「夏前までに具体的な進路について明らかにする」と話した。複数の韓国メディアが報じた。

 キム選手は、大学卒業後の進路について周囲と話し合い、今後の日程がある程度方向が決まったと明かした。ただ、「決定したものはない」として具体的な言及は避けた。

 2014年のソチ冬季五輪については、「出場が決定していない状態で目標を話すことは適切ではない」としながらも、出場が確定した場合は「時間は十分にある」と王者としての自信を垣間見せた。

 一方、キム選手は、在学中の高麗大学の教職課程で教育実習をしたことを「(見せかけの)ショー」批判した延世大学心理学科の黄相旻(ファン・サンミン)教授への告訴取り下げについても言及した。キム選手は、「事が思ったよりも大きくなり、論争が継続することは望ましくないと思ったので取り下げた」とし、「この問題については、これ以上話したくない」と語った。(編集担当:新川悠)