本格美少女麻雀アニメ「咲-Saki-」のスピンオフ作品「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」(月刊「少年ガンガン」にて連載中)が、4月8日(日)よりテレビ東京他にてTVアニメ放送開始する。そのアフレコ現場にて、キャストの悠木碧さん(高鴨穏乃役)、東山奈央さん(新子憧役)、花澤香菜さん(松実玄役)、MAKOさん(松実宥役)、内山夕実さん(鷺森灼役)に、キャラクターや作品の見所などについてお話をうかがいました。




――自身が演じるキャラクターについて教えてください。

悠木:穏乃(しずの)はとてもアクティブな女の子で、ダイナミックな演出も相まって「麻雀体育会系女子」「ザ・主人公」といった印象です。真っ直ぐで純粋、原村和のことが大好きで、麻雀はそんなに特別ではないですが、努力と根性で頑張るハートの強さを持っています。

東山:憧(あこ)は穏乃の幼馴染みです。やんちゃな穏乃に「ちょっと待った」と言いつつ自分も一緒に遊んでしまう子で、穏乃のことも和のことも大好きなんです。自他ともに認めるほど計算能力が高く、特別な能力はないですが合理的な麻雀をします。

花澤:玄(くろ)は穏乃と憧のひとつ上で、表立ってみんなを引っ張るわけではありませんが、見守っている女の子です。天然ボケな面もあり、ドラが集まってくる不思議な能力を持っています。

MAKO:宥(ゆう)は玄のお姉ちゃんで、この5人の中で一番年上なのですが、一番心配になってしまうような、ふわふわした女の子です。とてもピンクが似合う可愛い子です。

内山:灼(あらた)は玄のクラスメイトです。どちらかというと寡黙ですが、今は麻雀部の顧問になっている赤土晴絵に憧れていて、麻雀にかける熱い思いを心の中に持っています。常に冷静で、一番しっかりしている子だと思います。


――「咲-Saki-阿知賀編episode of side-A」の見所を教えてください。

悠木:熱さ、格好いい演出、人知を超えた能力の表現などは、前作同様の迫力があります。さらに「阿知賀編」では、この5人が努力と根性で乗り越えていく青春ドラマのような要素も盛り込まれています。部活動に打ち込む清々しさがガンガン伝わってきて、アフレコしていて元気になれるので、皆さんも元気になってもらえればと思います。

東山:可愛い子や超人麻雀をする子など、色々な女の子が出てくるので、見所のひとつはやっぱり「女の子」だと思います。

花澤:ストーリーは、穏乃が子供麻雀クラブに入っているところからスタートします。彼女が小さい頃からの歩みや、部活を作り上げて行く成長の過程が細かく描かれていて、感慨深い演出になっているのが見所です。

MAKO:麻雀を打つシーンは臨場感たっぷりに表現されているので、自分もそこにいるかのような緊張感があります。また、登場人物にはそれぞれの思いがあり、宥の場合は妹をとても気遣っていて、「姉妹っていいな」と思いました。

内山:麻雀を知らない人でも、入りやすい作品です。見ていくうちに、少しずつ分かってきてワクワクするんですよね。この作品を見て麻雀をやってみようと思ってくれたら嬉しいですし、好きなキャラを見つけるのもいいと思います。部活を通して彼女たちがどう成長していくか、見届けて欲しいです。


――アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?

内山:まず単純に人が多いです。なおかつ女性ばかりなので、女子校時代を思い出すようで、懐かしい雰囲気です。私は麻雀初心者なのですが、台本を読んでいて分からないことをみんなで確認することで、チームワークの向上に繋がっています。

MAKO:あおちゃん(悠木さん)がいつもきゃぴきゃぴしていて可愛いです(笑)。

悠木:うるさくてすみません・・・。

MAKO:いやいや(笑)。間違えた時のしぐさも可愛くて魅了されています。

悠木:なんてこった。照れるぜ(笑)。

MAKO:この作品を機にみんなと仲良くなりたいと思っています!

花澤:同年代の女性が多いという印象ですね。キャラが多い分どうやって自分の立ち位置を作って行くか、みんな考えながらやっています。優しい目で見守ってくれている方もいて、メリハリのある雰囲気です。

東山:TVアニメだけでなくドラマCDを録ったり、取材を受けたりと、濃い時間をこの5人で過ごしています。居心地のいい空間で、(その空間にいることが)すごく財産になっています。あと素晴らしいことに、毎回美味しい差し入れもあったりして、心もおなかもいっぱいの現場です。

悠木:本当に部活動みたいだなと思っています。青春している女の子たちがキラキラしている作品なので、アフレコブースの中もキラキラが溢れている気がします。プロだからマイク前に立つ時は「新しいことを学びました」なんて言ってはいけないかもしれませんが、毎回色々なことを教えてもらえるんです。分からないことを素直に聞ける現場はすごく素敵だと思います。


――麻雀についての印象はいかがですか?

悠木:この作品に携わるまで麻雀をしたことがなく、牌はチーズケーキみたいだなと思っていました(笑)。麻雀はすごく性格が出るらしいので、面白いなと興味を持っています。基礎から学びたいですし、色々な人が打つのを見てみたいです。

東山:役が決まってから勉強して、今はパソコンのフリーソフトで練習しています。基本的にはCPU対戦でやっているのですが、時々誰かとオンライン対戦する時は手が震えるぐらい緊張します。憧はこんな緊張することを平然とやっているのかと思うと感慨深いです。

花澤:麻雀は、大人がタバコを吸いながらニヒルにやっているイメージだったんですが、爽やかな女の子たちが真剣にやっている姿を見て、身近に感じられました。私も早く打てるようになりたいです。

MAKO:麻雀といえばチャイナ服というイメージがあるので、みんなでチャイナ服を着たいです(笑)。見た目だけでも格好いい映像を撮りたいなと。それから、先輩方に麻雀の出来る人がたくさんいるので、ぜひ一緒にやってみたいです。

内山:両親が麻雀好きで、幼い頃は夜中までずっと麻雀の音がしていました。親の膝の上に座って、その牌を全部読み上げるという迷惑なこともしたそうです(笑)。これを機に勉強して、いつか両親の相手が出来るようになりたいと思っています。


――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

内山:麻雀を知っている人も知らない人も絶対に楽しめる面白い作品です。みんなのチームワークが作品に反映されていくと思いますので、ぜひ1話から見て、チームワークが良くなっていくのを楽しみにしていただきたいと思います。

MAKO:1stシリーズのBlu-rayを見て予習しつつ、ドラマCDなどを聴いて熱を高め、放送に備えてもらいたいと思います。

花澤:色々な能力で戦う人、すごい頭脳で戦う人など、女の子がたくさん出てきます。さらに前作で活躍していたキャラも出てきて、多彩な試合を楽しむことが出来ると思いますので、お楽しみに。

東山:「阿知賀編」の麻雀は“駅伝”的な魅力があると思っています。みんなで点数をつないで行くところにスポ根的なドラマがあり、それを客観的に見るのは駅伝中継でランナーに思いを馳せるのに似ている感じがします。ぜひ見てください。

悠木:熱く見ていただくもよし、女の子に萌えていただくもよし、作品の中にみなさんの素敵ポイントがきっと見つかるんじゃないかと思います。スタッフ、キャスト一同が本当に部活動のように熱くなって作品に打ち込んでおります。ぜひぜひその熱さと弾ける感じを受け取って欲しいです。よろしくお願いします!


(取材・文:千葉研一)


■「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」

【放送情報】
テレビ東京:4月8日(日) より 毎週日曜日深夜1:05〜
テレビ大阪:4月14日(土)より 毎週土曜日深夜2:25〜
テレビ愛知:4月10日(火)より 毎週火曜日深夜2:30〜
テレビせとうち:4月13日(金)より 毎週金曜日深夜1:53〜
テレビ北海道:4月10日(火)より 毎週火曜日深夜2:30〜
TVQ九州放送:4月14日(土)より 毎週土曜日深夜2:40〜
AT-X:4月9日(月)より 毎週月曜日8:30〜、20:30〜/毎週木曜日14:30〜、深夜2:30〜
※放送時間は事情により変更の場合がございます。

【スタッフ】
原作:小林立「咲-Saki-」(掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)
コミック作画:五十嵐あぐり(掲載 月刊「少年ガンガン」スクウェア・エニックス刊)
監督:小野学
助監督:セトウケンジ
シリーズ構成・脚本:浦畑達彦
キャラクターデザイン&総作画監督:佐々木政勝
アニメーション制作:Studio五組
音楽製作:ランティス

【キャスト】
高鴨穏乃:悠木碧
新子憧:東山奈央
松実玄:花澤香菜
松実宥:MAKO
鷺森灼:内山夕実

【音楽情報】
オープニングテーマ『MIRACLE RUSH』 StylipS
エンディングテーマ『Square Panic Serenade』 高鴨穏乃(CV:悠木碧)、新子憧(CV:東山奈央)、松実玄(CV:花澤香菜)、松実宥(CV:MAKO)、鷺森灼(CV:内山夕実)


©小林 立/スクウェアエニックス・咲阿知賀編製作委員会