韓国仁川地方警察が、実の娘を10年間に渡って性的暴行を加えてきた51歳の男を親族間強姦罪の容疑で逮捕していたことが26日、明らかになった。複数の韓国メディアが伝えた。

 仁川警察の調査の結果、男は妻と離婚してから長女と次女の3人暮らしだったが、長女が小学6年生の時から10年間に渡って常習的に性的暴行を加えていたことが明らかになった。警察は親族間強姦容疑で男を逮捕し、現在16歳の次女に対しても、同様の行為を行っていた疑いがあると見て余罪を調べている。

 一方、別の事件で、16日には実の娘が10歳から28歳になるまでの18年間、性的暴行を繰り返していた高校教師に対する裁判が行われ、懲役8年、電子足輪(位置追跡システム)を10年間装着、性犯罪者の身辺情報公開5年の実刑判決が言い渡された。

 韓国では親族間の性犯罪事件が後を絶たず、昨年12月と9月にも実の娘に対する性的暴行事件が報じられていた。2006年から2011年6月までの5年間に親族による性暴行は、延べ2089件発生しており、年平均400件以上の高い発生率となっている。(編集担当:金志秀)