ユヴェントスは今冬の外国人選手獲得について、ポルトMFフレディ・グアリンに狙いを定めた。19日にミラノで選手の代理人と会談している。だが、これが決定的な動きになったというわけではない。

ユーヴェはグアリンを優先しているが、代理人が争奪戦に持ち込もうとすれば、手を引くだろう。その場合、ジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)はセビージャDFマルティン・カセレスの獲得に動くはずだ。

この日のマロッタGMとグアリン代理人の会談は「調査」となった。ユーヴェはグアリン獲得に投資をする用意をしていたと見られるが、19日午後にユーヴェ首脳陣の態度を硬直させる出来事が発生する。

18時ごろ、グアリンの代理人がインテルのアンジェロマリオ・モラッティ副会長やピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)とも会談したのだ。この一件は、ユヴェントス側を苛立たせた。そして、争奪戦に発展するようなら、すぐにグアリン獲得から撤退し、カセレスへ向かうという条件が定められたのである。

ユヴェントスはグアリン獲得に向け、200万ユーロ(約2億円)のレンタル料と、900万ユーロ(約9億円)でのシーズン後の買い取り義務を提示していた。だが、ポルトは総額1300万ユーロ(約13億円)という要求を変えていない。それでも、グアリン本人が移籍先としてユヴェントスだけを望むと話していることもあり、埋められない金額差ではないと見られる。ユーヴェは20日、ポルトと正式な交渉に臨む。