少なくとも今までのようなフィリピン代表でWBC予選を戦うということはないと思いますね。

まあ助っ人感覚で数人加える程度なのか、イタリアみたいにごっそりアメリカ人でロースターを埋めてくるのか、そこら辺は実際蓋をあけてみないと分かりませんけど。
ただ、例えばマイナーでやってるピッチャーが3人入って、それを全部台湾戦につぎ込まれるだけでも楽な試合になりそうにないのは十分想像がつくはず。

少なくとも、フィリピンの出方を伺わずに国内のプロ抜きでも楽勝じゃね?って見切り発車するのはあまりにも危険じゃないかということを言いたいです。ましてや北京、第2回WBCと中国に連敗している「前科」があるだけにねえ・・

ついでにこの9月開催、誰が決めたんでしょう。
まあWBC主催者であるMLBの可能性もありますが、自分は台湾サイドじゃないかと推測してます。
たぶん、MLBは予選に関してはあまり運営に干渉せず開催国任せみたい。
台湾のお偉いさんが「(相手が弱いから)あんまり盛り上がりそうにないし、タイに開催国を譲ろうか・・」みたいなことを言ってたみたいですし。MLBが予選の運営に関しても主導権を握ってるなら、台湾のトップがそういう発言はしないでしょうしね。
それにアマチュア主体の代表なら、あんまり観客動員は見込めない。
MLBが運営の主導権を握ってるのなら、国内のプロも参加できる時期にやろうとするんじゃないですかね。
フィリピンがこれまでのフィリピンとは違うチームになってるかもしれない、という可能性を頭の片隅にすら置いてないとするならば、この面倒くさい予選をプロ抜きで片付けちゃおうって発想も理解できますし。

心配しだすとキリがないのですが、ニュージーランドだって楽勝とは限らない。
野手のスタメンは全員マイナーリーグ経験者(マオリ系豪州人込み)とアメリカの大学でプレーしている選手で埋まります。
彼らをバックにブルージェイズのリッチモンド(ニュージーランド移民二世)が先発してきたりしたら・・・


心配しすぎだろって言われそうですけど、台湾って実力差どおりのものを、そのまま試合結果に反映させるのが大変苦手なだけに、過剰な心配をしたくなっちゃいます。前述したように中国に連敗してるわけですし。
最悪の場合、2013年春の東京ラウンドは日本、韓国、中国、フィリピンっていう組み合わせになる可能性もなきにしもあらず。
予選概要を公式に発表した後にそれに気づいて、後の祭り状態なんてこともあるかも。
僕の心配が杞憂に終わればいいのですが・・