長年のファンであるというイギリスのバンド、ベイビーバードのレコーディングにギタリストとして参加したジョニー・デップが、曲の内容が原因でキリスト教団体の怒りを買っている。

 ジョニーが参加している曲「The Jesus Stag Night Club」の歌詞の内容は、背中に十字架を背負い、いばらの冠をしたキリストを思わせる男性が独身最後の夜だという男性をストリップクラブに招待するというもの。このほかにも酒や盗んだ車なども歌詞に出てくる。アメリカの宗教的右派として知られるキリスト教連合はジョニーの行動を「神への冒とく」だと非難。「ジョニー・デップと仲間は神の前で審判を受ける日が来るだろう」と連合のスポークスマンはコメントし、このような「汚物」を作り出した彼らは地獄で焼かれることになると過激な発言をしている。また、ほかの団体も「デップ氏の行動には気分が悪くなります。彼はなぜ、こんな曲をレコーディングしたんでしょう?」とコメントしている。

 知名度の高さからジョニーが矢面に立ってしまっているが、ベイビーバードのボーカル、ステーブン・ジョーンズは「世の中にはユーモアのかけらもない人がいるからね」と、これらの非難をまったく気にしていない様子。ジョニーも今回の件についてコメントは出していない。(澤田理沙)

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