折りたたみテンキーのケータイ型だからこそ電話帳の使い勝手にこだわりたい
ソフトバンクモバイルのシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 007SH」は、スマートフォンとしてはユニークな折りたたみボティとテンキーに注目が集まりがちですが、プリセットされている電話帳アプリも端末の外見に負けず劣らずのなかなか凝った作りになっています。従来携帯電話の電話帳機能を再現しながら、スマートフォンならではの機能が追加された電話帳の使い勝手を試しました。

007SHの電話帳は端末から手動で登録・編集できるほか、一般的なAndroid端末と同様Googleアカウントの連絡先を自動的に同期することもできます。Googleアカウントの連絡先と同期した場合、登録している画像も含めて007SHの画面で一覧表示されます。一覧画面ではテンキーの左右で読みの行を切り替え、上下で項目を選択するといった、従来の携帯電話と近い操作が可能です。また一覧画面を表示した状態でテンキーを押すと、入力された文字列に合致した電話帳の項目を表示するインクリメンタルサーチ機能も備えています。

007SHの電話帳は従来の携帯電話とよく似た画面構成(写真=左)。テンキーで文字を入力してインクリメンタルサーチが可能(写真=右)

007SHで独特なのが電話帳項目の背景画像を設定できること。背景画像はプリセットから自動的に割り当てられますが、自分でプリセット画像を選んだり、SDカードにある画像を選択することも可能。選択した画像は電話帳の背景いっぱいに表示されます。背景に顔写真を設定したら、その人との距離が一気に近くなるような錯覚さえ覚える画面です。

全ての電話帳データに背景画像が自動的に割り当てられる(写真=左)。プリセットされた背景画像は20種類。SDカードの画像も設定可能(写真=右)

さらに007SHの電話帳はソーシャル要素を備えており、電話やメールの記録、mixiやTwitterの更新などが表示されます。最近どんなコミュニケーションをしたかが一目でわかります。一番最近の記録が背景写真の右上に吹き出しで表示されるのもユニーク。

画面右上の吹き出しに最新の情報が表示される(写真=左)。吹き出しを選択すると電話やメールの記録、Twitterの更新などが一覧表示される(写真=右)

登録された住所からのGoogleマップ表示、ウェブサイトのブラウザでの表示、さらには名前をGoogleで検索することも可能。電話帳の情報をインターネットのサービスで有機的に活用できるのはスマートフォンならではの魅力ですね。

電話帳に登録されたデータからマップやWebページ表示、検索が可能(写真=左)。電話着信中の画面。背景画像の他に吹き出しも表示されていることに注目(写真=右)

このように007SHの電話帳アプリは、従来携帯電話の電話帳機能の雰囲気を残しつつ、インターネットとの親和性に優れたスマートフォンの特性を活かして、コミュニケーションを円滑にするための配慮がなされたものになっています。親しい友人や恋人の電話帳データに、背景画像とTwitter/mixiのアカウントを設定するのがおすすめです。常にその人とつながっているような感覚を味わうことができるでしょう。


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007SH製品情報(ソフトバンクモバイル)


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