ユヴェントスの目標はミランやインテルとの差を埋めることだ。では、どうやってそれをするのだろうか? MFアンドレア・ピルロは「僕らは高いレベルに戻り、何かを勝ち取ろうとするために、カンピオーネたちを獲得しなければならない。僕は、すでに素晴らしい1年になる前提があると思っているよ」と語った。

ミランと感動的に別れた同選手は、ユヴェントスへと移籍した。ピルロは移籍について、「新たな経験を試したいという意欲をミランに伝えたんだ。ミランはそれを受け入れてくれた。だから、合意して選んだことなんだ。すべてを勝ち取った10年間を経て、僕は変える必要を感じていた。満足しているし、(ミランへ)リベンジをするわけじゃない。僕が正しかったかどうかは、ピッチが示してくれるよ」と続けている。

さらに、ピルロは「(クラウディオ・)マルキージオと戦術的に共存できないなんて話を耳にしたけど、すべて間違っているね。ピッチで少し犠牲を払うだけで良いんだ。問題はないよ。代表で僕らはそれを示しているはずだ。(アントニオ・)コンテ新監督? まだ話していないけど、もちろん、近いうちに話すさ」と語った。

ビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシがユヴェントスへ移籍した場合について聞かれると、ピルロは「あらゆるクラブに幸運をもたらせる選手だ。僕らのところに来てくれたら素晴らしいだろうね」と答えている。また、ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が今季、中盤にフィジカルを導入することを選んだことについて問われると、ピルロは次のように語った。

「調子が良いときの僕は常に試合に出ていた。それからケガで4カ月以上も外れたんだ。その間にチームは良い安定感を身につけていたし、そのやり方で続けるのが正しいことだった。今、代表ではすごくテクニカルな中盤で前進しているところだ。もちろん、僕も僕のような特徴の選手たち全員も、すごく満足しているよ。僕らは良いプレーをして、楽しみたいと思っている」

「(イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ)監督は熱意と、面白いサッカーをしたいという意欲をもたらしてくれた。(FWアントニオ・)カッサーノはミランに来てすぐにスクデットを獲得したね。レギュラーの座を奪おうと、ミランに残るはずさ。(ズラタン・)イブラヒモビッチ? 彼に不満なんてないよ。スクデット獲得に大きく貢献した。彼はもっとやれるし、チャンピオンズリーグ優勝のためにそうしてくるだろうね」

一方で、ピルロはイタリアサッカー界を揺るがしている賭博・八百長スキャンダルについて、次のようにコメントしている。

「とてもひどい1ページであり、すぐにこのページをめくりたい。僕らはショックを受けている。進展を待ちたい。サッカー界にとって良くないことだし、サッカー界を信頼してくれるサポーターや子供たちのためにも良くないことだ。一つだけつけ加えておく。サッカー選手はすでに恵まれた部類に入るんだ。さらに稼ごうとして、こんなことをするなんて、何の役にも立たない」