私はオーロイを観察して密かな「強み」を発見した。
「大きい」「意外と上手い」的な素人視点ではない(笑)
FC東京はタイトな対応で彼の持ち味を消していた。
「腕の使い方」を巡って不利な判定もあった。
彼にとって途中までかなり「ストレスの強い」展開だったろう。
ただそういう中でも笑顔を絶やさない。気持ちを切らさない。
封じられても終盤までゴールを狙い続けていた。
オーロイはフィットネス、メンタルタフネスを持ち合わせた選手である。
だからこそ森重真人との「我慢比べ」に勝利できた。

千葉はこの試合で「勝点3」以上のものを手に入れた。
選手の自信、サポーターの期待値も高まりますよね。
オーロイの価値は大きい。
相手が悩む、怖がる時点で大きなアドバンテージだ。
飛び道具の影に隠れたけど千葉は「攻撃の設計図」も悪くない。
意図、バリエーションのある組み立てがチームに浸透していた。

党首的採点
ジェフ千葉

GK  1 岡本昌弘 6.0 精度の高いパントをオーロイに合わせていた。
DF 13 山口慶 6.5 バランス維持に貢献。ボール奪取能力が高い。
    3 竹内彬 6.5 守備の統率、フィードの供給で出色な活躍。
    4 青木良太 6.0 相手に離されず、忠実に対応していた。
→(45分)5 ミリガン 7.0 スローインに逃げるとむしろCKより危険(笑)
    2 坂本將貴 5.5 ちょっと裏を取られすぎた。
MF  7 佐藤勇人 6.0 カバーリング、サポートで渋い貢献。
   20 伊藤大介 6.5 よく動いてパスコースを増やす。縦に当てるパスも○。
→(83分)6 ゲッセル 採点なし。
   10 ラム 5.5 自分で抜くだけの「切れ」がない。
→(61分)18 青木孝太 6.5 彼の投入で流れがグイッと変わった。
   11 米倉恒貴 6.5 オーロイほどじゃないけど球際のファイトが○。
    9 深井正樹 6.5 ポストプレーヤーとの相性は異常。
FW  8 オーロイ 7.5 結果オーロイ。

FC東京
GK 20 権田修一 5.0 奪われた後に建て直して欲しかった。
DF 33 椋原健太 6.0 攻撃参加は効果絶大。「低くて強いキック」は貴重。
    3 森重真人 5.5 頑張りは認める。頑張った。
    6 今野泰幸 5.5 読みの鋭さは2部ってレベルじゃねぇ。
   26 阿部巧 5.0 持ち味の攻撃力、スピードが不発。
MF  2 徳永悠平 5.0 「普通の選手」になってしまっているのが残念。
    7 米本拓司 5.5 「去年より切れてるな」と喜んだ矢先に負傷…。
→(42分)22 羽生直剛 5.5 彼の配球がいいアクセントだった。
   11 鈴木達也 5.5 フリーランニング、パスの引き出しで前線を活性化。
→(45分)9 セザー 5.0 足元で受けて仕掛けるだけ。 守備が弱い。
   10 梶山陽平 5.5 強引な仕掛け、意表を突くパスで魅せた。
   39 谷澤達也 5.5 フィニッシュによく絡んだけど力んでしまった。
FW 30 高松大樹 5.5 献身的に身体を張る。ただ「プラスα」がない。
→(75分)19 大竹洋平 5.0 閃きは見せたけど、セザーと合わず。

ジェフ千葉 3-0 FC東京
フクダ電子アリーナ 16,360人


【関連記事】
大宮アルディージャ×柏レイソル
ACLグループH 鹿島×水原三星
プレミアイースト 三菱養和×静岡学園
プレミアイースト ヴェルディ×札幌
ACLグループF 名古屋×FCソウル