12月20日、毎年恒例となっているシングルCD年間ランキングをオリコンが発表。そのトップ10すべてをAKB48と嵐の楽曲が独占し、大きな話題となった。
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この結果にはブロガーたちも驚いたようで、

・すごーい! この勢いは一体どこまで続くの!?
・両方とも大人気だとは思っていたが、まさかここまでとは。
・おめでとうございます。トップ10に2組だけとはビックリですね。

といったコメントをアップ。しかし1位と2位がAKB48の楽曲だった理由を、一部の嵐ファンは、

・AKBはCDだけじゃなく握手券の売上も加算されてませんか?
・ランキングじゃ負けてるかもしれないけど、ファンの数は嵐が絶対に勝ってるよ!
・正当な順位とは思えない。確か発売してすぐのCDがヤフオクで大量に売られたよね。

など、握手券や生写真といった特典を目当てに、1人で大量にCDを購入する人が多いからだと指摘した。
この批判に対して、AKB48ファンも黙ってはおらず、

・どれだけ騒いでも事実は変わりませんよ。AKBは最強です!
・じゃあ嵐のCDにも握手券とか付けて売ればいいじゃん(笑)。
・嵐の連続首位を阻んだからいちゃもん付けてるだけ。女って怖い。

などと反論。お互いのファンにとって嬉しいニュースのはずが、いつの間にか不穏な空気が漂い始めた。
また、そんな状況に一般の音楽好きからは、

・どっちもすごいアイドルグループ! それでいいじゃないか。
・好きなアーティストを想う気持ちは分かるが、ここまで揉めてるとちょっとひくわ。
・アイドルしか売れないからこんな事になる。日本の音楽業界の未来が心配。

といった意見が。特定のグループに人気が偏りすぎていることも、問題視されているようだ。

確かにここ数年はCD不況のせいで、固定ファンに支えられているアーティスト以外は厳しい状況が続いている。今年を振り返っても、渋谷HMVの閉店やダウンロード販売の不調など、音楽業界には暗い話題が多かった。
では、何か明るい話題はないものか? 不安な気持ちをぬぐい去るべく、ブログ上を探ってみると……。

・今年はボーカロイド楽曲がけっこう売れましたね。来年こそは大ブレイクするかも!?
・シングルCD全体の市場が5年ぶりに前の年を上回ったそうな。
・来年早くも渋谷のHMVが復活するらしいよ。渋谷系がまた盛り上がったらいいな〜。
・『けいおん!』や『BECK』の影響で学校全体がバンドブームです!

などなど、アキバ系や渋谷系、学生バンドの盛り上がりだけでなく、CDの売上にも回復の兆しが。まだまだ小さな予感でしかないが、来年の音楽シーンが楽しみになってきた。

(佐藤潮/effect)

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