モスクワで開催されたフィギュアスケートのGPシリーズ第5戦「ロシア杯」では、安藤美姫がショートプログラム5位から逆転優勝を果たし、見事にGPファイナル進出を決めた。
だが、19日に同大会の記事を掲載した時事ドットコムでは、ショートプログラムを演技をする安藤の写真があまりに酷く、早くもネットを中心に大きな話題になっている。
該当するページは、すでに閲覧できない状態となっているが、ここに使用された安藤の写真とは、ジャンプ中に視点が定まらない状態で、歯をくいしばり、鼻水が飛び出ているというもの。
一体なぜ、このような“変顔写真”がチョイスされたのか――。今回の話題を伝える“まとめ系ブログ”でも「気の毒です」「もう悪意があって載せてるとしか思えんw」「前も全く同じような鼻水写真あったよな?不憫すぎるww」「これは本人に訴えられていいレベル」「フィギュアは回転中の変顔とるのが恒例みたいになってるけどどうなんだろう」といったコメントが寄せられている。
これまでにも、産経新聞が、競技中に表情が崩れている安藤や浅田真央の写真をたびたび掲載し、中には写真クレジットが転倒する安藤の股間の上に被せられているようなものもあり、批判の声が集まっていた。
また、今年9月には、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の人気コーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で、増谷キートンが、まさにジャンプ中の浅田の顔マネを披露し、その後、本人のブログのコメント欄にクレームが殺到するという出来事もあったが、華麗に舞うスケート選手にとっては、クローズアップされたくない瞬間。こうした報道機関は掲載する写真を選ぶことはできなかったのだろうか。