16日深夜、TBSのスポーツ番組「S1」に元東北楽天ゴールデンイーグルス監督・野村克也氏が出演。恒例となった「ノムさんのボヤキ部屋」コーナーでは、メジャー挑戦をぶちあげる日本選手に苦言を呈した。

開口一番、「どいつもこいつもメジャー、メジャーってアメリカ行っちゃうけど、日本のプロ野球はどうなんるんだ」という野村氏は、「一流選手って簡単には出ないでしょ。それが行っちゃうから。日本の野球レベルは下がるし、一流が一流を育てるので、一流の選手は育たなくなるし、コミッショナーなにやってるの?」と怒り心頭の様だ。

また、「ある程度、(本人の)わがままで行くわけだから。帰ってきて、堂々と日本で野球やってるじゃないですか?なんなんだ、お金ですかね」と嫌味を述べた野村氏。番組MCの魔裟斗が、「もし、野村監督にヤンキースから10億円できてくれって言われたら?」と尋ねると、野村氏は「いかない」とキッパリ。「僕はね、いずれは、真のワールドシリーズをやってほしい。メジャーのチャンピオンと日本のチャンピオンが戦う、そういう時代がきていいと思うんですよ。そうすると、あんまり選手はメジャーに憧れはしないだろうと思うんだけど」と持論を展開しつつも、その最後は、「“自分の腕を一番高いレベルで試したい”なんて、カッコいいこと言ってるけど、本当はお金ですよ」と言い放った。