ローマに所属するノルウェー代表DFジョン・アルネ・リーセが、脳しんとうを負ってしまった。同選手は6日にノルウェーで行われていた練習中、チームメートと衝突して頭部を負傷。倒れ落ちたリーセは、数分間に渡って意識がなかった。

病院へ運ばれてから検査を受けたリーセだが、その結果、脳しんとうであることが判明。ノルウェーは7日、ポルトガルとEURO12予選を戦うが、この試合にリーセが欠場することは当然だろう。

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督は同日、知らせを受けてリーセについて、「とても心配している。ノルウェー(代表)のドクターたちが何と答えるか、待ってみよう。今のところは、数日休まなければいけないと言われている」と話している。

なお、ラニエリ監督は2011年で満了となる自身の契約の延長についても言及。「急いではいない。できるだけ早くに(延長)するだろう」と述べ、次のように続けている。

「イタリア代表(監督就任)のことを考えたことはなかった。ローマは私の街で、ローマのプロジェクトがあり、センシ・ファミリーが私のことを呼んでくれて誇りに思っている。だから、私はこのローマとの道のりを続けたいんだ」

また、ラニエリ監督はイタリア代表FWアントニオ・カッサーノについて、「サッカー界最後のアーティストの一人だ。素晴らしい選手で、まだもっとやれるはずだよ。彼と(フランチェスコ・)トッティの共演? それは(チェーザレ・)プランデッリ監督が決めることだよ。ただ、フランチェスコはもう代表のことは終わらせ、ローマのことだけを考えなければいけないと思う」と話している。