サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会で、強豪・アルゼンチンはグループリーグから通算4連勝でベスト8進出を決めた。しかし、4試合の中には明らかな誤審と思われるシーンが3度あることから、快進撃について疑問の声もあがっているようだ。騰訊網スポーツチャンネルは、「アルゼンチンの決勝進出はFIFAのお墨付き?」という記事を掲載した。

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 12日に行われたグループリーグ初戦のナイジェリア戦では、エインセが決勝ゴールを決める前にサムエルがナイジェリア選手を押したにもかかわらずファールを取らなかったとした。2戦目の韓国戦では3点目のゴールがオフサイドだったのではないかという議論が起こり、3戦目のギリシャ戦では審判のジャッジに関する問題はなかったものの、27日の決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦ではオフサイドが見逃された結果アルゼンチンの先制ゴールが認められた。

 記事では、今大会におけるアルゼンチンの実力は突出していることは間違いないが、同国が4連勝でベスト8を決めたことについてはやはり審判の「手助け」も大きな理由となっているとし、アルゼンチンに関する疑惑の判定が多いことから「世界のトップスター・メッシに、マラドーナ監督と最も商業的要素を持っているチームゆえにFIFAがアルゼンチンのベスト4入り、さらには決勝進出をサポートしているのではないかという疑念を抱いてしまう」と評した。また、「被害」を受けたメキシコの現地メディアが「今大会の8大誤審中、アルゼンチンが3つも絡んでいる」と伝えていることも紹介した。

 強さゆえの嫉妬(しっと)か、本当にFIFAの後押しがあるのかは知る由もない。今後の試合では可能な限り公平なジャッジが下されることを望むばかりだ、(編集担当:柳川俊之)



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