彼がプレーを続けるかどうかは、誰にも分からない。確かなのは、彼はパニオニオスに別れを告げるということだ。元ウルグアイ代表FWアルバロ・レコバが、ギリシャリーグで4位につけているパニオニオスのユニフォームを着ることはもうない。33歳の同選手はクラブとの合意の下で契約を解消したのだ。クラブが公式発表している。

トリノを最後にセリエAから去ったレコバは、パニオニオスでの1年目、リーグ戦で16試合に出場し、5ゴールを記録。国内カップ戦でも2試合に出場して1ゴールと、まずまずの結果を残した。しかし昨夏、“チーノ(レコバの愛称)”は度重なるケガに悩まされ、それがパフォーマンスを低下させることとなった。退団を決断するまで、今季の彼はわずか数分間しか試合に出場していない。

ディエゴ・フォルランやルイス・スアレスがいるウルグアイ代表にも戻ることはないため、レコバはターニングポイントを迎えている。まだプロとしてハイレベルな戦いを続けられるフィジカルコンディションなのか、それとも引退する時が来たのか。近日中に決断を下さなければならないだろう。

レコバはセリエAでインテル、ヴェネツィア、トリノに所属。217試合に出場し、66ゴールという記録を残している。その透き通るような才能を称賛する者もいれば、継続性のなさや肉体的なもろさを好まない者もいた。ただ確かなのは、彼のファンタスティックな左足を誰もが称賛したということだ。その魔法のような左足でのプレーを、まだ長く見ていたいものだが…。