18日のワールドカップ(W杯)アフリカ予選プレーオフで、エジプトを1−0と下し、24年ぶりとなる本大会出場を決めたアルジェリア。ヒーローとして迎えられた選手たちは、空港で大臣や大統領の個人秘書らによる出迎えを受けている。

だが、こういったときによるあるように、W杯出場へのお祝いはうれしくないニュースももたらしている。代表チームの勝利を受けて、アルジェリアでは145名もの人が心筋梗塞を患ったという。さらに、予選突破を祝っている間に、175もの交通事故が発生し、14名の死者と250名を上回る負傷者を出したようだ。

一方、FIFAは14日に行われたエジプト対アルジェリア戦について、規律面に関する調査を開始した。エジプトが2−0で勝利し、18日のプレーオフへもつれ込むきっかけとなったこの一戦では、試合の2日前にアルジェリアの選手たちがカイロへ到着した際、チームバスが現地ファンから投石などの被害を受けており、4名の選手が負傷している。FIFAはこの件に関する報告書を受け取ったと明かしており、エジプトサッカー連盟への処分も予想される。

なお、エジプトサッカー連盟は2005年に設立された北アフリカ連合(ほかにチュニジア、リビア、アルジェリア、モロッコが加盟)から脱退することを明らかにしている。