ラツィオとの関係が破たんしているFWゴラン・パンデフは、インテルへ移籍するのだろうか? 現時点で、マケドニア代表FWの今後は明らかになっていない。移籍希望を明らかにし、メンバーから外されている同選手は、インテル(ないし別のクラブ)のユニフォームを近いうちに着ることができるかどうか、今は知らせを待っているところだ。

2010年6月でラツィオとの契約が満了となるパンデフは、インテルの下部組織に在籍した経験を持ち、移籍となれば古巣への復帰ということになる。インテルのエルネスト・パオリッロ代表取締役は12日、パンデフについて次のように慎重な姿勢を貫いている。

「現時点でインテルには十分なストライカーたちがいる。ゴラン・パンデフにがラツィオとの関係を解決して、はじめて彼への興味について検討することになるだろう。我々には補強に動く必要がないほどのFWがいる。マーケットが再開するのを待とうではないか」

「パンデフが最高の選手であることは明らかだ。今の彼はラツィオと解決すべき問題を抱えている。我々が介入することはない。彼らに任せるし、ゴランが獲得対象になるかどうかは今後を見ていく」

一方、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、パンデフをはじめとする「不満分子」についてコメントを避け、次のように述べるにとどまった。

「今はパンデフの問題に取り組むことはできない。マーケットが閉まっているからだ。再び始まれば、ラツィオはオファーを検討する。我々と選手自身、彼の獲得を希望するクラブの要求を同時に満たす解決策ならば、すべて歓迎されるよ。今のところは、(移籍)金額について話すのは早すぎる」