――その中でも敢えて、自分のルーツだったり、芯にあると感じる曲はどれですか?

MiChi:何だろうなぁー?でも、「PROMiSE」とかでは両方できたような気がしたんですよね。ギターの音も入ってるし、ちょっとロックっぽい部分もあるけど、打ち込み系でカッコイイと思ってる部分もあったり、ちょうどいい所にきたというか。元々パンクロックとかも聴いていたから、ギターの音が大好きなんですよ。だから、「RaiN」とか「Oh Oh…」とか、アコギ系も自分のルーツであると言えますね。

――11曲目の「Shibuya de Punch」は、最初に音だけを聴いた時はポップなイメージを持っていたんですけど、歌詞を読むと結構メッセージ色の強い内容になっていて。歌詞は音からイメージして書くのか、それとも最初に書きたいテーマがあるのか、どちらなのかなと。

MiChi:両方ありますね。でも大体、事前に書きたいことがあります。こういうことに関して書きたいとか、その時々で1番強く思っていることを書きたい、というのがありますね。

――あと、4曲目の「Why oh Why」に「夜のご飯こんにゃくだ」という歌詞がありますけど、MiChiさんはダイエットとか気にされますか?

MiChi:いやぁー、「あっ!ちょっと太った」とか、やっぱり気にしますよね(笑)。最近は面倒臭くなったんだけど、昔はちょっと頑張ってる時期とか、食べ過ぎたと思ったら、ちょっと控えめにしようとか考えたり。

――健康や美容のために気を付けていることはありますか?

MiChi:野菜を中心に食べています。例えば、しょうが茶を飲んだり、今は梅番茶にハマってたり、青汁を飲んでたり。そういう簡単にできることは常に探してます。あと、シーフードは食べるんですけど、生まれた時からお肉は一切食べてませんね。

――MiChiさんが精神的にちょっと落ちてしまった時、音楽以外でリラックするための方法はもってますか?

MiChi:結構、もう意味も無く外をとりあえず歩き続けたりします。外に出て、色んな景色とか人を見ていると、ほんのちょっとはリフレッシュできるというか。体も動かしているから、マインドも前向きになったりする。そんな元気も無い時は、例えば映画を観て、その問題を忘れようとしたり。でも最近は、無理に元気を出そうとはあまりしないようになった(笑)。それはそれで、その波はやっぱり来るしね。

――インディーズ時代の「Fxxk You And Your Money」が個人的にすごく好きなんですけど、今回のアルバムでは「Something Missing」がそれに通じるような疾走感のあるロックなカッコ良さを感じていて。SEGA「BAYONETTA」のCMソングでもあるので、ゲームの世界観を意識している部分もあるとは思うんですけど、MiChiさんの人生観や理想像が歌詞に表れているようにも感じたのですが。

MiChi:うん。ゲームからインスパイアされたものは、すごくありますね。責任がある強い女性を描いていて、何かのために頑張って走り続けている強い女性みたいなイメージを作りたくて。

――MiChiさん自身は「こういう女性に憧れる」とか「自分もこうありたい」という、理想の女性像はありますか?

MiChi:周りに流されないような、しっかりした芯をもっている人でいたいなと、ずっと思っていて。強くありたいですね。何かやりたいことがあるんだったら、それを諦めずに、ちゃんとやっていくというか。自分をしっかりと持っている人に憧れるし、自分もそうでいたいなと。