電話がこないのはきっと忙しいから、浮気をしても打ち明けてくれたのは私を愛しているから…。そんな恋をする女の勘違いと、男の本音が描かれた映画「そんな彼なら捨てちゃえば？」がついに8月1日より公開された。“かつてない恋愛バイブル”として、全米でベストセラーとなった「He's Just Not That into You」を原作とし、「チャーリーズ・エンジェル」のドリュー・バリモアが製作総指揮を務めた、今夏最強のガールズ・ムービーだ。今回は、恋愛トークが大好きだと話す、土屋アンナ、クワバタオハラの3名に映画を観た感想、恋愛感など包み隠さずに語ってもらった。まさに“ガールズ・トーク”なスペシャルインタビュー！

――まず、映画をご覧になった感想を聞かせてください。

くわばた：本当に本当に面白かったです。自分の友達にもこんな子おるなとか、今までの自分にあてはまる人もいるし。最後は頑張って生きてたらええことあるんやなって、ほのぼのして終わって。一番応援してた子が幸せになって、最後ちょっと泣きましたもん。指輪のシーン。泣けへんかった？

土屋アンナ（以下、土屋）：ううん、良かったけど泣きはしなかった（笑）。

くわばた：ほんまに！？

土屋：私、普段恋愛映画って観ないんですよ。どちらかというと、悲しいというか戦争物だったり、リアルな話が好きで。だから始めは正直、面白く無さそうって期待してなくて。でも、実際に観たら「いるいるいるいる！　こういう人いるよ！」って楽しめた。人間の本音を包み隠さず全部出して、気取ってないお話だから、人間らしくて好きですね。

小原：男の子の本音も分かるし、

土屋：あ〜、それはある！

小原：男ってやっぱそうやねんな！ってちょっとガッカリもありますし、男の裏側が分かるので特に女の子必見の映画だと思います。

――皆さんがおっしゃられた様に、実際に周りにいそうな、リアルなキャラクターが魅力的な作品ですよね。自分に一番近いと感じたキャラクター、共感できたキャラクターは誰ですか？

くわばた：ジジちゃんみたいに積極的になれる人に憧れてたけどね。一生懸命で可愛くて、男からしたらほんまうざいと思うねんけど、最後はうまくいったもんね。まあ、映画やなかったら、一生この子うまくいかへんかもしれない（笑）。

土屋：誰か1人に近いっていうか、全員のキャラクターがちょっとずつ入ってますね。メアリーはゲイの友達がたくさんいてボーイッシュな性格。でも、パソコンを一生懸命やってるネチネチ型でもあるから、そこは似ていないかな。アンナ（注：映画のキャラクター）みたいに、元の恋人に戻っちゃえって弱い部分も分かるし。あ、ジャニーンはね、禁煙を旦那に強制してる時点で絶対違うって思った（笑）。

小原：それ、自分が吸うからやろ（笑）。ジャニーンってよくジジの恋愛相談に乗っていて、常に励ますけど、女の子の同士の友達ってそういう所あるんですよね。「向こうはその気無いで…」って本心では思っていても、「頑張って！」とか無責任に応援しちゃう所もあるから、この映画を観て、ダメな時はダメって冷静に言ってあげたほうがいいんだろうなって思った。