インタビュー：Aira Mitsuki「一歩踏み出せる自分になれた」

――ワンマンや各地でのイベント出演を経て、MC一つでも自分で「成長してるな」と感じる部分はありますか？

Aira：思わないですね。出来てないことが多いというか。去年9月のワンマンの時期とかは、MCも「ちょっと軌道に乗り始めたかな？」という感じだったんですけど、11月ぐらいにスランプになる切っ掛けというか、ちょっと心が折れて、人と話すのが苦手になったというか。MCが軌道に乗ってた時期は「ちょっとグダグダな感じで、最後まとめて、お客さんとも絡む」みたいな感じでやってて。でも、心が折れたので、「パキッとしたMCをしよう」と思って。ちょっとキャラに無いんですけど、でも頑張って“パキッ”ていうのをしてたら、反対に「台本をしゃべってるくさいから」とプロデューサーに言われて、「確かにな。やっぱりAiraはグダグダの方がいいのかなぁ？」と思ったり。

――でも心が折れても、立ち直れたんですよね？

Aira：そうですね、今年立ち直れました。

――今年って、まだ明けて間も無いですけど…。

Aira：でも実は、MCとか悩んでたんですよ。

――MCはほとんど無しで、歌って帰るみたいなのは？

Aira：それもいいですよね。「サヨナラTECHNOPOLiS」の歌詞じゃないですけど、MCでも自分らしいことがしゃべれたら理想ですよね。でも、せっかくライブに来たのに「考えさせられたよ…」みたいなのは。

――出来れば、楽しんで帰ってもらいたいですもんね。

Aira：ですよね。

――今後は、またアルバムに向けて制作を？

Aira：そうですね。アルバムもどれぐらいにリリースしようか？というのと、リリースとリンクしたライブの流れとかも大体決まってきていて。まずは3月19日を成功させて、という感じですね。そこでコケちゃったら、Airaはちょっと次が無いですからね。

――「次が無い」とか大人な世界の偉い人達が使う言葉なので、言わないように！

Aira：嫌ですよね。livedoorさんの取材がこれで最後になっちゃったら、哀しい（笑）。

――自分にとって音楽は、仕事なのか、仕事ではなく好きなことをやっているような感覚なのか、どちらが近いですか？

Aira：今までは全然、仕事とは思ってなかったですね。でも二十歳になって、やっぱり仕事と思ってやった方がいいのかな？と思ったりもするんですけど、どうなんですかね。仕事として考えると、自己満足じゃいけないじゃないですか。そういう所に気付いたりもするので、まぁいいかなとも思うんですけどね。

――仕事だけでなく、プライベートで今年やりたいことはありますか？

Aira：Airaって、あんまりプライベートが無いんですよ。いつも仕事とプライベートがちょっと混在してるというか。仕事で上手くいかないと、プライベートもボロボロですよ。だから、今年はAira Mitsukiとして幸せな年になればいいなと思います。

――音楽以外で自分にとって癒しを感じたり、趣味的なものは無いんですか？

Aira：最近、考え始めてますね。「やっぱり、アニマルセラピーでしょ！」と思って。しゃべれない子供が、イルカと遊んでしゃべれるようになった、とかあるじゃないですか。Airaもそういうの大事だなと思って（笑）。

――今年、挑戦してみたいことはないですか？

Aira：今年、楽器をやろうかなと。

――思いっ切り、仕事じゃないですか！

Aira：やっぱり今は、仕事と掛け離れた趣味ってやりにくいというか。やるなら、仕事にプラスになる趣味の方がいいじゃないですか。それで楽器をやりたいなと思ってるんですけど。Airaがギターというのもちょっと違うじゃないですか。ドラムも無いじゃないですか。今年はレコーディングとか歌のスキルというか、もうちょっと頑張りたいなと思っていて。だから、色んなことに役に立つかなと思って、ピアノとかを習おうかなと思ってるんですよね。シンセとかもイジりやすくなるかなと。

――では、2009年はますます音楽漬けの一年になりそうですね。

Aira：そうですね、頑張りたいです。「Aira Mitsuki無しで、将来幸せにはなれないので」。

――何ですか？最後の棒読みな台詞みたいなのは？