――映画やドラマの撮影がいくつか並行して進んでいくことも時にはあると思うんですけど、その時に役作りの工夫は何かされますか?

北川:本当にキャリアが少なくて、役作りっていうもののやり方がまだ分からないんです。ドラマだったら現場に入って、「織田裕二さんがいるってことは、ドラマだ」って思って、衣装に着替えてメイクして「なれた」って感じなので(笑)。ただ、本当に体調管理とかを気を付けてました。

――撮影が続いている時は、普段の生活に役を引きずってしまうことはありますか?

北川:全然、引きずらないです。現場に行って初めて役になって、本番で「カット!」ってなったら抜けちゃう(笑)。

――役にしばられて、ストレスになることもないですか?

北川:無いです。逆に、家で自分の私服でいて「なろう」と思っても、「どうやってやったんだっけ?」っていう感じで、なれないです(笑)。

――自分が落ち込んでしまった時や、疲れてしまった時に、どうやってリフレッシュしていますか?

北川:ずっと仕事をしていたい人で、ストレスが溜まる時って結構、仕事が無い時だったりするんですよ。仕事が2、3日空くと、「なんか悪いことしたのかな…?」とか(笑)、「なんで無いんだろう?」と思っちゃうくらいで。だから、悩むことも結構、仕事のことが多いんですよ。「もうちょっとこうできたのかな?」とか「どうすれば、もっといい役者になれるんだろう?」とか。でも結局、そういう悩みって自分で解決するしかないから、あんまり人に話したりはしなくて。とことん悩むことでスッキリするっていうか(笑)。

――落ち込んでいる友人や家族がいた時に、北川さんはどんな方法で励ましてあげたいと思いますか?

北川:結構、人の悩みを聞くことが多いんですけど、そういう人って聞いてあげるだけで少し楽になったりしているみたいで。あと、短いですけど22年生きてきた中でアドバイスできることがあったらします。でも多分どんな悩みでも、最後は自分だと思うから、聞くことしかできないかもしれない。電話とか、ご飯を食べに行ったり、家族だったら家に行ったりしますね。

――外見以外に「ハンサム」を構成する要素として、北川さんは人のどういう所に魅力を感じますか?

北川:同性でも異性でも同じですけど、もし生まれつき外見がすごくキレイっていうか、“Good Looking”の方のハンサムだったとしても、全然努力をしない人とか、向上心の無い人って私は嫌いなんですよ。逆に、造形的に美しくなくても、何か探究心を持って目標に向かって一生懸命に頑張ってる人とか、今の状況に全然満足してなくて、もっと上に行きたいって思ってる人が好きっていうか、一緒にいて刺激になるし。そういう人って、見ててカッコイイって思いますよね。

――北川さんがハンサムでいる為に、日頃から心掛けていることはありますか?

北川:とにかく今の状況に満足はしないようにしてるし、「これでいいんだ」って思うことは無いし。あとは、周りの人にちゃんと感謝することを忘れないようにしよう、って思って。