――アルバム「SET LIST グレイテストソングス 2006-2007」の中で、特に好きな曲を教えて下さい。

篠田:「会いたかった」ですね。メジャー・デビューシングルで、初めてミュージックビデオにも参加させて頂いた曲で、すごくメロディも歌も好きだし。私の周りの友達は結構、AKB48って「会いたかった」のイメージが強いらしくて、自分としても印象に残っている曲です。

小嶋:「桜の花びらたち」と「スカート、ひらり」です。「スカート、ひらり」は、友達とか知らない人とかにAKB48のことを言われる時、絶対に「スカート、ひらり」のことを言われるんですよ。だから、「そんなに印象が強かったんだな」と思って。サビの中で私が一人で歌っている所があって、その時は普通だと思っていたのに、今聴いたらすごくヤバかったんですよ。よくやっていたな、と思いました(笑)。

――その当時と比較して、成長を実感できる部分でもあるわけですね。

小嶋:はい。

大島:私も「桜の花びらたち」なんですけど、「BINGO!」も好きです。「BINGO!」は、聴いていても元気になれる曲だし、無条件に可愛いじゃないですか。母もすごく好きで、4歳ぐらいの甥っ子がいるんですけど、その子も踊ってくれるぐらい好きなので、幅広い世代に好かれている曲なのかな?という印象がありますね。「桜の花びらたち」は、イベントで初めてチームAのみんなと全国を回って、握手をしてミニライブもさせてもらったりして。メンバーといる時間が一番多かったのが「桜の花びらたち」をリリースした時で、そこで絆が深まった感じがするので、一番思い入れがありますね。

――アルバムに入っていない曲で、他にも好きな曲はありますか?

篠田:「青空のそばにいて」。

小嶋:全然思い浮かばない。何の曲も思い浮かばない(笑)。

篠田:「Bird」とかですかね。

大島:あぁ、いいねぇ〜。

篠田:麻衣と高橋みなみちゃんと3人でやったユニットなんですけど、ユニットとして初めて結構カッコイイ曲で、ファンの方も「あの曲すごくいいよ!」と言ってくれるし、練習もかなりしました。最初、麻衣がふざけて振り付けを考えていて、「Birdだから」とか言って「キーン!」とか、そういうバカなことを…。

大島:アラレちゃんに負けないように、「キーン!」って飛んだんですが、振り付けの先生に即・却下されましたね(泣)。

篠田:「それはないな…」って言われてましたね。

――秋元康さんが歌詞を書かれて、振り付けの先生がいて、与えられたり教えられたことをこなすことももちろん大事だと思いますが、その上で更に自分達で「こうしたい」という意志や欲が出てきているのでしょうか?

篠田:結構、自分の意見を出すようになりましたね。

大島:衣裳とかは特にそうですね。「こうして着てみたいんですけど」とか、「ここに、こういうのを付けたいんですけど」とか結構、言えるようになってきました。

篠田:以前までは、与えられた物を与えられたように、そのまま着るしかなかったんですけど、最近は、それなりに個人の意見として認めてもらえるようになりました。秋元さんも「どんどん意見を出してきなさい」と言って下さるし。

大島:個性を出せるようになりましたね。