激しい一戦が予想されるセミファイナルだが、王者ユライアの牙城に迫るには、このうえなく強い対戦相手から、しっかりと勝利を掴めるような勢いが必要だ。

 このほか、第7試合に出場するTUF一期生のアレックス・カラレイシス、第5試合に出場するブロック・ラーションは中村K太郎をUFNで下している強豪、さらに増加する一方のヒスパニック系米国人ファンには欠かせない軽量+ラテン系のヒーロー=チャーリー・バレンシア、バンタム級の実力者らにも注目が集まる。

 北米の頂点が――世界の頂点という米国MMAプロモーションの勢いが、いまや65?や61?にも及ぼうとしている。この現実に目と瞑ることなく、ロレンゾ・フォーティータ第三の駒=WECの動向に目をやる必要があるだろう。


WORLD EXTREME CAGEFIGHTING
6月3日米国ネヴァダ州ラスベガス ハードロック・カジノ&ホテル

■対戦カード

・メインイベント
ユライア・フェイバー(アメリカ)
vs チャンス・ファルラー(アメリカ)

・セミファイナル
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
vs マーク・ホーミニック(カナダ)

・第7試合
ジョシュ・スミス(アメリカ)
vs アレックス・カラレイシス(アメリカ)

・第6試合
クレイグ・ゼルナー(アメリカ)
vs ブライアン・スタン(アメリカ)

・第5試合
ケビン・ナビアン(アメリカ)
ブロック・ラーション(アメリカ)

・第4試合
アレックス・セルジュコフ(ロシア)
vs ジョン・アレッシオ(カナダ)

・第3試合
マイカ・ミラー(アメリカ)
vs カブ・スワンソン(アメリカ)

・第2試合
ブライアン・ボウルズ(アメリカ)
vs チャーリー・バレンシア(アメリカ)

・第1試合
マイク・フレンチ(アメリカ)
vs ジェフ・ビダ−ド(アメリカ)