警察庁は28日、2006年の交通事故死者数を公表した。27日現在、前年より510人少ない6277人で、1955年以来51年ぶりに6000人台前半となる見込み。

 交通事故死者数は高度成長期に年間1万人以上が死亡する事態が続き、1970年には1万6765人と過去最悪を記録した。1988年からは再び1万人を超えたが、1996年からは1万人を割っていた。その後、ほぼ一貫して減り続けている。

 都道府県別では、愛知県が全国最悪の335人。最少は鳥取県の39人だった。また、飲酒運転の事故による死者数は11月末現在で、前年同期比57人減の578人となっている。

 警察庁では、交通事故で24時間以内に死亡した場合を、交通事故死としている。【了】