日本代表は11月15日に開催される北中米ワールドカップ・アジア最終予選第5節で、インドネシア代表と敵地ジャカルタで対戦する。
インドネシアのサッカー熱は高く、日本代表も熱烈な歓迎を受けた。同国のメディアはこぞって森保ジャパンの練習に詰めかけ、ちょっとしたフィーバーになっていた。
とはいえ試合になれば、当然のことながら、その熱は威圧感となり、インドネシアの武器となる。会場となるゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムには7万人以上が入ると予想されており、“完全アウェー”の戦いとなる。
三笘薫が「熱量はサポーターの数が増えればより増えると思いますし、コミュニケーションが取れないところも増えると思うので、難しい試合になるのは間違いない」と語っていたように、日本にとっては厳しい環境での試合となる。
その三笘は「サウジアラビアもなかなか厳しかった。そこの経験は活きてくるかなと思う」とも話しており、2−0で快勝した先月のアウェー戦で体感したことが活かせると主張した。
久保建英は「基本的に(クラブでも)満員でやってるんで、そんなに新しいことじゃない」と言いつつも、こう気を引き締めた。
「絶対に声は聞こえないのと、ちょっとのプレーでも大げさに拍手とかもらえるからインドネシア代表からしたら力になる。彼らもあまり失うものはないと思うので、それこそソシエダがプルゼニに負けてバルサに勝ったりとか、そういうことはいくらでも起こり得る。ましてやホームですし、リスペクトを持って臨みたいなと思います」
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同様に、鎌田大地も「今までやってきたみたいに、自分たちがやるべきことをやるのが一番大事だと思う。最初の笛が鳴った時から球際にしっかり行くだとか。自分たちの方が格上って言われてますけど、しっかリスペクトを持って、やるべきことをやるのが大事」と強調する。
「ピッチ上でコミュニケーションを取るのはなかなか難しいと思う」という旗手怜央は、「そういう中では、自チームの選手の動きをしっかり見て、自分の動きで『自分はこうだよ』というアクションを起こすこともすごく大事だと思う。大げさではないですけど、こういうことをやりたいというアクションを大きくすることもすごく大事」と述べた。
森保一監督やコーチ陣の声もなかなか届かないだろう。選手たちがピッチ上で解決する力が問われる試合となる。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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