[画像] 史上初の“大会4連覇”に驚異の“1日12バーディ”も!? 韓国女子ツアーで誕生した新記録を一挙紹介

全31大会の日程が終了した2024年シーズンの韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーではさまざまな記録が誕生し、ゴルフファンに多くの楽しみをもたらした。

【写真】韓国女子ゴルファー、スイムウェア姿の寝そべりSHOT

まず、KLPGA正規ツアー(1部)史上初めて、1シーズンで賞金10億ウォン(日本円=約1億1091万円)を突破した選手が4人も誕生する快挙が生まれた。

大賞(年間MVP)、賞金女王、平均ストローク賞の“3冠”を成し遂げたユン・イナ(21)、シーズン3勝で最多勝に輝いたパク・ジヨン(28)とパク・ヒョンギョン(24)、そして4月の「斗山建設We'veチャンピオンシップ」で優勝したファン・ユミン(21)がその達成者だ。

パク・ミンジ(26)は「2024セルトリオン・クイーンズ・マスターズ」で、韓国女子ツアー史上初めて「同一大会4連覇」という大記録を達成した。イ・ジョンミンは「Creas F&C 第46回KLPGAチャンピオンシップ」において、72ホール最小ストローク優勝タイ記録となる通算23アンダー「265」(68、69、62、66)を記録し、新たな歴史を築いた。

また、イ・イェウォン(21)は「Sh水協銀行・MBN女子オープン」、マ・ダソム(25)は「S-OILチャンピオンシップ2024」でノーボギー優勝を記録。

チェ・ウヌは「ネクセン・セントナインマスターズ2024」、イ・イェウォンは「2024 NH投資証券レディスチャンピオンシップ」、パク・ミンジは「2024セルトリオン・クイーンズ・マスターズ」、ノ・スンヒは「DBグループ・第38回韓国女子オープン・ゴルフ選手権大会」で、初日目から最終日まで一度も首位の座を譲らない“ワイヤー・トゥ・ワイヤー”優勝を果たした。

(写真提供=KLPGA)イ・イェウォン

韓国女子ゴルフ界で「粘り強さの代名詞」と呼ばれるアン・ソンイ(34)は、「S-OILチャンピオンシップ2024」で韓国女子ツアー通算360大会目の出場を記録し、ホン・ラン(38)が持つ「359大会」を越える史上最多出場記録を樹立した。

連続ノーボギーホール記録も塗り替えられた。イ・イェウォンが今季2勝目を記録した「2024 NH投資証券レディースチャンピオンシップ」第2ラウンド16番ホールから、「2024セルトリオン・クイーンズ・マスターズ」第2ラウンド11番ホールにかけて104ホール連続ノーボギーホール記録を打ち立て、キム・ジャヨン2(34)が保有していた「99ホール連続」の記録を大幅に更新した。

チョン・イェソン(23)は「Creas F&C 第46回KLPGAチャンピオンシップ」最終ラウンドで一挙12バーディを記録し、1ラウンドにおける最多バーディ記録を更新した。このほか、2024年シーズンでは計21個のホールインワンも誕生し、フィールドの熱気を高めた。

2024年シーズン、最も多くのバーディを記録した選手はノ・スンヒだ。彼女は計344バーディを記録したが、これは昨年の266バーディより78バーディも増えた数字だ。平均バーディ数では、ユン・イナが25大会76ラウンドで計308バーディを記録し、平均バーディ数「4.0526」で1位となった。

(写真提供=KLPGA)ユン・イナ

今季の“長打クイーン”は、ドライバー平均飛距離256.2344ヤードを記録したパン・シンシル(20)が2年連続でその座に君臨した。ユン・イナも254.9820ヤードを記録し、パン・シンシルに続いた。

シーズン終盤には韓国女子ツアー通算7勝、日本ツアー通算1勝のキム・ヘリム(35)が引退を発表した。2007年のプロ転向後、長い間女子ゴルフ界の最前線で活躍したキム・ヘリムは、今後は指導者としての新たなキャリアをスタートする。

史上最大規模の賞金総額約332億ウォン(日本円=約36億3048万円)で行われ、例年以上にゴルフファンを盛り上げた2024年シーズンの韓国女子ツアー。選手たちの1年間の輝かしい活躍を祝福する「2024 KLPGA大賞授賞式」は、来る11月27日にソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)のグランドインターコンチネンタルソウルパルナスで開かれる予定だ。