[画像] 英武ゆう氏、登山リーダーの重責を語る「全員の安全を守るための意識づけが重要」

山であったらこんにちはでおなじみの、低山ハイカーの英武ゆう氏が、自身のウェブセミナー形式の番組で「あなたが登山でリーダーになったらどうする?」と題し、登山リーダーの心得について詳しく語った。英武氏は、登山人口が増加する中で、学校や職場での登山経験が浅い集団を率いる可能性について言及し、その際に気をつけるべきことを視聴者に提案した。

「人が複数集まると、『登山に対するイメージがバラバラ』と言えることが一番の懸念材料です。」と、英武氏は述べ、全員が統一した目的や装備の知識を持つことが重要であると強調した。特に、体力や知識にバラつきがあると、登山自体が事故やトラブルの原因になりかねないため、事前にメンバー間での情報共有を進めることがリーダーの責務であるとした。

英武氏はリーダーとしての具体的な責任にも触れ、「リーダーは、自分の責任に加え、登山時のメンバーの責任も負うことになりがちです」とし、そのためにもメンバーには登山のリスクについて事前にしっかりと理解させる必要があるとアドバイスした。登山においては、普段とは異なる環境で活動するため、少しでもトラブルが起きれば計画を中止する判断を行う必要があるという。

番組の最後では、「登山パーティーの目標は、安全に無事に帰ってくること」とし、「リーダーは当日よりも事前のメンバーの意識醸成に一番時間をかけることが重要」と締めくくった。このセミナーを通じて、視聴者がリーダーを務める際の参考になればと期待を寄せた。さらなる登山情報の発信を予告し、視聴者にチャンネル登録を呼びかけて終了した。