明治安田J2リーグは、10日にレギュラーシーズンの全日程が終了した。
すでに清水エスパルスのJ2優勝とJ1昇格は決まっており、この日、横浜FCが2位でのJ1昇格を確定させた。
また昇格プレーオフ圏内の3〜6位は、V・ファーレン長崎、モンテディオ山形、ファジアーノ岡山、ベガルタ仙台の4チームとなった。
仙台はこの日を7位で迎えていたが、大分トリニータにホームで2-1と勝利し、他会場でジェフユナイテッド千葉が敗れたためにぎりぎりでプレーオフ圏内の6位へ滑り込んだ。
その仙台では試合後、今シーズン限りでの現役引退を発表しているMF遠藤康(36)の引退セレモニーが行われた。
“常勝”鹿島アントラーズで300試合以上に出場したベテランMFは、冒頭から涙が止まらず。
「泣いちゃうから(挨拶を)したくなかった」と目頭をぬぐいつつ、自身を育ててくれた地元の仙台、両親、家族、ファン・サポーターに対する感謝を述べた。
今後については「これからも宮城県に何かしらの恩返しは絶対にしていきたいと思います」と話し、「どこかで皆さんと会うことになると思います。その時はもう選手ではないので“ヤス”と呼んでください」と再会を約束した。
ただその前に、ここからは4シーズンぶりのJ1復帰を目指して昇格プレーオフを戦うこととなる。
遠藤は「今日ホーム最終節ですばらしい試合が見られて僕の現役生活もちょっと伸びました。本当にありがとう、みんな」とチームメイトへ感謝し、最後に以下のように呼び掛けた。
「まだまだ僕たちの戦いは続きますので、皆さんプレーオフもぜひ足を運んでください。僕は必ずピッチの上に立てるようにここから2週間3週間ゴリさん(森山佳郎監督)にアピールして頑張りますのでこれからもお願いします」