ミゲル・ロハスが振り返るヤ軍とのワールドシリーズ
今年のメジャーリーグはドジャースが4年ぶりにワールドシリーズを制覇。ヤンキースとの頂上決戦は大きな注目を集めたが、結果は4勝1敗だった。米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演したミゲル・ロハス内野手は両軍の“差”について語った。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」は先日、「ドジャースはヤンキースの致命的な弱点を知っており、それを残酷に暴露した」とするジョエル・シャーマン記者の記事を掲載した。番組でこの点について問われた35歳のロハスは次のように答えた。
「まずはじめに言っておきたいことがあるんだ。プレーオフの序盤に僕たちは(精神的に)最もハングリーなチームと対戦した。パドレスのことだ。当時、彼らは球界で一番いいチームだった」。プレーオフ最初の戦いとなった地区シリーズではパドレスと対戦。1勝2敗と崖っぷちに立たされながらも連勝し、リーグ優勝決定シリーズに進んだ。
そして「ヤンキースと対戦する際、僕らは準備をしていた。スカウティングレポートのミーティングで、僕らは彼らの弱点を見つけたのさ。彼らの弱点は塁上でのアウトの取り方、野球を大事にしない点、少し怠慢な守備」と指摘した。実際、ヤンキースは第5戦で5点リードしながら2失策を含む3つのミスが絡んで5失点。同点に追いつかれ、ドジャースに勢いを渡した。
さらに「僕たちが優れたチームなのはわかっていたんだ。だけど、彼らにプレッシャーをかけることで、細かいミスをすると思った。僕らは準備ができていた。彼らの弱点を把握していたからね」とも。「彼らがいいチームなのは理解していたし、よくバットも振れていた。だけど、僕らは基礎的な面で彼らよりもいいチームだったと思う。それがシリーズでの違いを生んだというわけさ」と結論付けた。
ドジャースのジョー・ケリー投手は先日、ポッドキャスト番組でヤンキースについて「8〜9番目にいいチームになるかもね」などと語っていた。4勝1敗という結果は“必然”だったのかもしれない。(Full-Count編集部)