「深夜の散歩が好きな方必見!夜道で猫を探すバイト」。この求人がネット上で話題となり、X(旧ツイッター)で拡散されている。求人情報を掲載した求人サービス「タイミー」(東京)はこの求人を差し止めたといい、同社公式Xで闇バイト対策について発信する異例の事態となっている。
X(旧ツイッター)で拡散された投稿。8日夜時点で7千万回以上表示されている=Xから
問題となった求人には「指定された道を通り、猫がいたところを地図上で印をつけるだけです!」「時給2千円+深夜割増手当」などと書かれていた。「情報漏洩(ろうえい)防止の為(ため)、携帯電話や荷物を預かります」ともあった。
一方で、X上で、この求人を問題視する投稿があったのは7日未明。投稿者はタイミーの求人情報のスクリーンショットとともに「闇バイトで強盗する家探しにしか見えない」などとポストした。投稿は8日夜までに7千万回超表示された。
8日には「猫探し」の求人は見られなくなっており、タイミーは公式Xアカウントで「闇バイト対策についてお知らせ」と題して投稿した。自社での対策として、求人を掲載する事業者や求人内容のチェックを徹底し、アプリ内に「通報ボタン」を設けていることなどを発信した。この投稿は同日夜までに500万回以上表示されている。