Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月7日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は今期6戦してトップが取れていないKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)。昨期は大活躍した岡田だが、今期は逆風を受け続け、まだ白星を手にできていない。待望の初勝利で最高の笑顔を取り戻すか。
Mリーガーとして6年目のシーズンを迎えた岡田だが、昨年はレギュラーシーズンに27試合出場し、+212.0とキャリアハイの成績。年々積み上げてきた麻雀スキルが結実し、飛躍した。ただ今シーズンは各チームからのマークもきつくなったのか、6戦してトップなしで2着も1回と、連対も1回のみ。残りは3着とラスと苦しい時期が続いている。デビューイヤーにはさらに苦しい時期を経験しているだけに、サクラ姫はこのぐらいではびくともしない。
チーム状況としても個人としても苦しいのは渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)。チームは最下位で▲359.1、個人も33位と、なかなか上を向くきっかけを掴めていない。7戦してトップ1回・2着1回では、開幕前に掲げたMVPという目標ははるか先。盟友・松本吉弘(協会)がまさかの大苦戦中だけに「ショーマツ」コンビとしても、ここは相棒の復活まで白鳥が踏ん張りたい。
同じくチームも個人も踏ん張りたいのがBEAST X・菅原千瑛(連盟)。チームは8位、個人は19位と、このままずるずる後退するわけにはいかないところ。長く思えるリーグも4分の1を経過したところで、いつまでもボーダーライン以下にいると、じわじわと入れ替えレギュレーションのプレッシャーが近寄ってくる。雰囲気をガラリと変えるためにも、菅原自らMリーガーへの道を切り開いた時のがむしゃらさで勝利を掴めるか。
Mリーグ2年目ながら、安定感抜群なのは赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)。周囲も驚くほど、淡々と攻めの選択を繰り返しているにもかかわらず、放銃率は低いまま。押し引きのバランスもそうだが、ここは通る・ここは行くべきの決断と選択が、噛み合っている印象だ。チームもリーグ3位と好位置だけに、まだまだ上を目指して積み上げたい。
【11月7日第1試合】
赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人11位 +73.2
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人34位 ▲151.5
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)個人33位 ▲115.5
BEAST X・菅原千瑛(連盟)個人19位 ▲16.8
【11月5日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +368.4(26/96)
2位 U-NEXT Pirates +190.5(26/96)
3位 赤坂ドリブンズ +181.7(26/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +77.5(28/96)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +6.7(26/96)
6位 TEAM雷電 ▲8.8(28/96)
7位 EX風林火山 ▲191.3(28/96)
8位 BEAST X ▲285.6(26/96)
9位 渋谷ABEMAS ▲359.1(26/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
外部リンクABEMA TIMES
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