Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月5日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)。今期はまさかの4戦4ラスという大逆風を食らい、試合出場は約1カ月ぶり。充電を終えて、復活の今期初勝利なるか。
瑠美は開幕前に「MVPか個人36位か」と、どっちに振れてものびのび自分らしく打つというテーマを掲げたが、結果は期待に反してとてつもなく苦しい状況に置かれた。開幕からトップはおろか2着、3着にも入れず4戦全てでラス。この結果を受けて、しばらくは仲間の応援に回っていた。チームのムードメーカーの役割も果たす瑠美だけに、このまま未勝利では終われない。
BEAST X・中田花奈(連盟)も同じく今期4戦して1勝こそ挙げているが、残り3戦はラスと極端な成績になっている。恐れることなく前に出ることをテーマにしてはいるものの、さすがにこれだけラスが増えてくると、迷いも生じやすくなるもの。開幕前にこうすると決めたことをどこまで貫けるか。プロ雀士としての矜持が問われている。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)は、今期6戦してトップ1回、2着2回、3着1回、ラス2回。強敵相手に互角に渡り合ってはいるものの、あと少しのところで競り負けるような展開もあり、マイナスが先行している。ズバッと決める高打点のアガリは魅力的だけに、チャンスを確実に活かせるか。
対照的に絶好調なのがセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)。Mリーグ1年目の昨シーズンこそ開幕から結果が出ない日々が続いたが、今期は6戦して3勝・2着3回と連対率100%。チームの首位躍進の原動力になっている。もともとトップクラスの実力を持つだけに、今の結果は不思議ではないが、このまま突っ走れるか。
【11月5日第1試合】
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)個人35位 ▲202.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)個人24位 ▲62.3
セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)個人2位 +224.3
BEAST X・中田花奈(連盟)個人32位 ▲110.0
【11月4日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +356.9(24/96)
2位 U-NEXT Pirates +190.5(26/96)
3位 赤坂ドリブンズ +181.7(26/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +117.6(26/96)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +6.7(26/96)
6位 TEAM雷電 ▲8.8(28/96)
7位 EX風林火山 ▲227.6(26/96)
8位 BEAST X ▲277.9(24/96)
9位 渋谷ABEMAS ▲359.1(26/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
外部リンクABEMA TIMES
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