合沢:それはやっぱりあるかもしれません。やっぱりお金に余裕がないと、覚せい剤を使い続けられないですし。結局セクシー女優で稼いだお金は、全部使っちゃったんですけど。
◆セクシー女優になったことに後悔はありません
――セクシー女優になったのを、後悔したことはありますか?
合沢:全然後悔してないです。大変は大変でしたけど「楽しいな」って仕事はできていました。表現、エンタメの世界としてはすごく好きな世界なので。
――そう考えると、事務所の解散は合沢さんの中で大きな出来事だったんでしょうか。
合沢:そうですね。解散後も一応マネージャーが個人的に仕事を取ってきてくれることもあったんですが、やっぱり事務所ってバックボーンがないとなかなか厳しくて。仕事がなくなってくると「自分の価値って、もうないのかな」と考えてしまうような状態でした。
――そういう気持ちが、薬物に走る原因となってしまった。
合沢:私、仕事依存症な部分があるんです。なにかを表現し続けていないとダメなタイプ。それなのに仕事がなくなってしまったから、もう世の中がつまらない、と思って薬に頼ってしまったのかな、と今では思っています。
<取材・文/蒼樹リュウスケ 撮影/星亘>
【蒼樹リュウスケ】
大学在学中に成人誌出版社で編集のアルバイトを始め、そのままアダルト業界に定住。大手AVメーカーの雑誌編集部を経て、フリーライターとして独立。好きなことを書きたいと思った結果、アダルトならなんでもありな文章を書きまくる生活を送っている
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