元近鉄投手の加藤哲郎氏が30日、自身のX(旧ツイッター)に新規投稿。近鉄時代の同僚で、1歳年下のソフトバンク・村上打撃コーチがDeNA・東との対戦を前に、「パ・リーグにもそんなにいないかもしれないけど、宮城の方が断然いい」と発言したとされる件について、「村上、いらん事言わんでええねん 記者もいらん事聞かんでええねん」と書き込んだ。
7回1失点でチームの連敗を2で止め、シリーズ初勝利を呼び込んだDeNA・東は前夜、自身のXにクレームを投げかけた指笛の件をつづった後、「あ、ちなみに別件ですが宮城大弥投手はめちゃくちゃ参考にさせていただいてます!スーパーピッチャーですから!」と書き込むなど、村上コーチの発言を目にするなり、耳にするなりしていたと思われる。
加藤氏と言えば、思い出されるのが、1989年の日本シリーズだ。巨人との第3戦に先発して勝利した後のヒーローインタビューで「別になんてことなかったですね。とりあえずフォアボールさえ出さなかったら。打たれそうな気はしなかったんで。まあたいしたことなかったですね。シーズンの方がよっぽど、しんどかったですから。相手も強いですし」と発言したことで巨人ナインの反発心に火を付け、3連勝から一転、4連敗で逆転した苦い経験を持つ。
それだけにSNSでは「4連敗を再現しそうですね」「経験者は語る」「ですよね、先輩!」「妙に説得力があるな」「加藤さんが言うと妙に説得力がハンパないです」「本当に余計なひと言でしたね」「これはいつかの…」「発言の重みが違う」といった反応が集まっている。