脳科学者がクライマックスシリーズ制度に息巻く 「非合理な制度、理解できない」

茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネルでプロ野球のクライマックスシリーズについて熱く語った。動画のタイトルは「プロ野球クライマックスシリーズ、ネットで批判を浴びた『突然打ち切り』の日本テレビの中継よりも、さらにもっと根本的に『失礼』なこと」。この中で茂木氏は、日本テレビの中継に不満が集まっていることを取り上げた後、さらに問題視すべきはクライマックスシリーズそのものだと主張した。

「これはね、セリーグの中で3位だったDNAが日本シリーズに進出したということで、いわゆる下克上と言われていますが、意味がない制度」と茂木氏は語り、3位のチームが進出することの不合理性を指摘。「日本のプロ野球のクライマックスシリーズって何の合理性もない」と厳しい意見を展開した。

さらに茂木氏はアメリカ大リーグと比較して、その合理性を称賛。「同地区の中の試合が3、地区同士が大体2、相手チームとの試合が1程度の比率になってる」と統計的な観点から分析し、日本のシリーズ制度がいかに非合理かを強調した。「圧倒的に多くの試合をやってるチーム同士で1位が決まっているのに、それを覆す制度には納得できない」と怒りを露わにした。

動画の締めくくりでは、「非合理な制度を放置するのは日本の悪いところ」と指摘し、「お金儲けのためだけにクライマックスシリーズを続けている現状には全く理解できない」と語った。茂木氏の熱い主張に、多くの視聴者が共感を寄せた模様だ。