◆“パパ”はメガネ型スパイカメラで盗撮していた

 それはレンズの脇に超小型カメラが内臓されているメガネで、装着者視点で写真も動画も撮影できるものだったとか。

「『メガネ型カメラで盗撮したの?』って聞いたら、悪びれもせず『そうだよ、よくわかったねwww』って返事が来て、続けて『次会うときからはタダでいいよね? この意味わかるでしょ?』って脅してきたんです。発狂しそうなほどパニくりました……」

◆パパ活を引退、今でも恐怖心が消えず後悔

 美南さんはすぐに気が置けないパパ活友達に相談。

「友達は親身になって心配してくれて、こうアドバイスをくれました。『もう二度と会いません。もしその写真や動画をどこかに流出させたらまず警察に通報しますし、私の全人生をかけてあなたを社会的に抹殺します』って送れと。私は、パパ活のときは身バレ防止のために個人情報が漏れそうなものを一切持っていってないから、確かにそうやって毅然と対応すれば、クズオヤジは何もできなくなる可能性は高いと思いました。

 ただ、私の顔がばっちり映った行為中の写真や動画がこの世に存在しているのは事実で、今でも不安な気持ちに襲われることがあります……」

 友達のアドバイスどおりに送ると“パパ”はうろたえたように謝罪をしてきて、それ以来、絡んでこなくなったそうです。けれど、いまだに恐怖心が消えないという美南さんはパパ活を引退。後悔の日々を過ごしています。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi