10月14日、富士山富士宮口九合目付近で下山中だった男性が倒れ、意識不明となりました。警察の山岳救助隊が救助しましたが、男性はその後、死亡しました。
警察によりますと、14日正午ごろ、富士山富士宮口九合目付近で、「同行者が下山中に意識を失って倒れた」と男性と一緒に下山していた知人が消防に救助要請をしました。
倒れたのは、東京都町田市に住む会社役員の男性(59)で、静岡県警富士宮警察署の山岳遭難救助隊が男性を救助し、山梨県の防災ヘリで病院に運びましたが、同日午後、死亡が確認されました。
亡くなった男性は14日早朝に、知人と2人で富士山富士宮口五合目から登り始め、富士山頂に到着した後、下山を始めてすぐに意識を失ったということです。男性は登山用の服装でした。
9月10日で夏山シーズンを終えた富士山の各登山道は現在、五合目~山頂(富士宮口は六合目~山頂)は、冬季閉鎖で通行止めとなっていますが、警察によりますと、亡くなった男性と一緒に下山していた知人は「登山道が通行止めになっていることを知らなかった」ということです。