自動車愛好家たちがコーヒーを片手に語らうラルフ ローレン主催のコミュニティイベント、「Ralphs Coffee and Cars, supported by Octane」は、これまで早朝に都内で開催されるのが恒例であった。ところが今回は趣向を変えて、夕方に湘南で開催。テーマはオープンカーだ。

【画像】夕暮れ時の湘南に古今東西のオープンカーが集う(写真16点)

当初は9月28日(土)に開催予定であったが、悪天候が予想され、オープンカーということもあり安全面を最優先し、翌週の10月6日(日)へ延期された。

会場は今年6月にリニューアルオープンしたばかりの施設、「鵠沼海浜公園 HUG-RIDE PARK(ハグライドパーク)」。海沿いにある駐車場から江ノ島を一望できる絶好のロケーションに位置し、晴れた日には富士山も一望できるという、湘南の雰囲気を存分に楽しめる場所だ。この日はスケートボーダーやBMXライダー、そしてサーフィンのメッカということもあり多くのサーファーたちも来場し、会場内をボード片手に散策する場面も見られた。

この日は15時に入場を開始。周辺に渋滞を作らないための配慮として来場時間帯を3つに分けたため、スムーズな入場となった。この日の天候は暑くもなく寒くもない絶好のオープンカー日和。もちろん多くの参加車がオープンで訪れ、1台現れるたびに先に入場した参加者やギャラリー、そして偶然通りかかったサーファーの注目を浴びた。

そう、オープンカーはやはりどの車も"華"があり、1台増えるたびに会場の華やかさが増していくのだ。しかも今回はドレスコードとして、ラルフ ローレンのものを何かしら身につけてくるというテーマもあり、会場はいつも以上の華やかさだ。

もちろん、ラルフズコーヒー特製のドリップコーヒーを提供する移動カフェも登場。いつもは早朝ということでホットコーヒーを注文したいところだが、この日はアイスコーヒーがちょうどいい気候。筆者も取材の合間に美味しく頂いた。

参加者がほぼ揃ったところで主催者側から挨拶。海辺の開催が初めてであり、「往復のドライブが気分転換になっていたら嬉しい」とコメント。「コーヒーを楽しみながらサンセットをご覧ください」と述べた。

会場内ではイギリス、ドイツ、イタリア、フランス、アメリカ、日本と国ごとにスペースを作って駐車。やはりそれぞれが個性を発揮していたのだが、今回は車種が片寄ることがなく、とにかくバラエティに富んだ印象だ。

ケータハム・セブン、ポルシェ・ボクスター、アルファロメオ・ジュリエッタ・スパイダー(上写真/オーナーはデザイナーの中村史郎さん)など、定番車種はもちろんだが、その一方でトヨタ・クラウンのパレード用オープン(!)というレア車両も見受けられた。ちなみにこのクラウンはトヨタ・テクノクラフトが製作し、若貴兄弟の頃に大相撲の優勝パレードで使用された車両で、現在のオーナー氏がトヨタから譲り受けたそうだ。

また珍しいところでは、ヴィーマックRD180も参加。オーナー氏にお声がけをしたところ、何と東京R&Dの小野昌朗名誉会長で、この車両を作られた張本人であった。こちらは1.8リッター4気筒のホンダVTECを縦置きしていて、ベースユニットが2リッターに移行した関係で、試験用も含めて10台しか作られなかった希少車だ。バンドリングのいい車を目指し、「限界を超えた時の挙動が思い通りになった」とコメントしてくれた。

会場で多くの方にお話を伺っていると、だんだんと周辺の空の色が変わってきた。サンセットタイムの訪れだ。夕暮れの光に浴びるオープンカーたちは表情を変え、会場全体が温かい雰囲気に包まれていく。残念ながら富士山こそ雲に隠れて見られなかったが、その空気感に取材者ながら酔いしれてしまった。