HYBEは、ミン・ヒジン前代表の交替理由を説明し、ADORの前副代表のセクハラ事件に対するミン・ヒジンの不当な介入と関連した内容も公開。彼女はその通告を聞くとすぐに「虚偽申告者に与えられる処罰条項も新設しなければならない」と主張し、加害者と名指しされたチョン副代表に調査の内容を無断で共有したことが明らかになった。

そして、ミン・ヒジンが被害者B氏に関する件で個人の立場を「ADORの公式コメント」として繰り返し示し、これを本人と契約したMacoll Consulting Groupを通じてマスコミに公表したと説明した。これは権限乱用に当たるもので、ミン・ヒジンがADORとNewJeansのイメージに継続して否定的な影響を及ぼしたと主張。HYBEは、このようなイシューの提起が、ADORとNewJeansに悪影響を及ぼした事実も考慮し、代表取締役の交替は避けられなかったとつけ加えた。

ILLITがNewJeansを盗作したという彼女の主張にも反論した。HYBEの立場によると、ミン・ヒジンはILLITの盗作について監査が始まる前の4月10日、法律事務所とすでに話し合いを終え、法律事務所から「盗作と断定するには曖昧だ」と問題提起が難しいという意見をもらったという。

HYBEによると、ミン前代表はADORの同僚に「私たちの目的がHYBEを直そうとすることなのか。HYBEの改善は実はまったく気にならない。目的は改善じゃないと言ったじゃないか。ただ告発するだけだ。公正取引委員会の後、すぐに(NewJeansの)母親たちが告発して、それから速戦即決。公正取引委員会が捜査してもしなくても、その間、イシューは広がるだろうし、世の中がひっくり返るはずだ」と答えた。HYBEは「これは盗作問題を提起してから監査が入ったのではなく、経営権奪取のため、事前にHYBEを攻撃するアイテムの一つとして盗作をイシューにし、マスコミを利用することを企てたことを証明する。この他に『挨拶されなかった』とイシューを提起しようとすることも、HYBEを攻撃するアイテムの一つだ」と主張した。

これに先立ち、ミン・ヒジン側も審問期日に対する口頭弁論資料を取材陣に公開した。彼女は「添付資料の9、10ページによると、HYBEの内部の職員は、ILLITのクリエイティブディレクターがILLITを構想する段階からNewJeansの企画案を要請し、ILLITの企画案がNewJeansの企画案と同じだと報告した」と伝えた。

続けて「報告者は、ILLITのクリエイティブディレクターに言われて資料を渡したが、『同じように作るなんて、本当に想像もしていなかった。同じ資料が裁判所に提出されているようだけど、これを全て見て参考にしたのに、なぜずっと違うと言い続けているのだろう?』とし、BELIFT LABが、該当の盗作疑惑が虚偽事実であると主張することに不快感を吐露している」とつけ加えた。

ミン・ヒジン側は「このように明らかな事実があるにもかかわらず、BELIFT LABは盗作疑惑が事実ではないと継続して否定し、HYBEはこれを放置した。ミン・ヒジン前代表は4月3日、『ILLITによるNewJeansのコピー』について、内部的に問題提起したが、このような問題提起が正当であったことが客観的な証拠によって明らかになった。HYBEはミン・ヒジン前代表の内部的な問題提起に対し、監査で応酬したが、これによりHYBEの監査は、正当性が全くない違法な監査であったことが改めて確認された」と主張した。

HYBEは8月27日、HYBEのCHRO(最高人事責任者)出身のキム・ジュヨンをADORの新代表に選任した。これにミン・ヒジンは一方的な通知だと主張。彼女は9月13日、ソウル瑞草区ソウル中央地裁にADORの臨時株主総会招集、およびADORの社内取締役再選任のための仮処分申請をした。