[北中米W杯アジア最終予選]日本 2−0 サウジアラビア/10月10日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム

 81分、伊東純也の正確なCKに、途中出場のFW小川航基がドンピシャのヘッドで合わせる。スコアは2−0。試合の流れを考えると、この瞬間に事実上勝負は決した。

 サウジアラビアのファンもそれを悟ったのだろう。5万以上の観客(公式記録は5万6283人)が一斉に席を立ち、帰り始めたのだ。
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 試合終了のホイッスルが鳴った時には、スタンドはガラガラの状態だった。

 完全アウェーの雰囲気もものともしない森保ジャパンの凄まじい強さに、サウジファンも白旗を掲げたようだった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)