お笑いタレントのやす子に“異変”が起きているという――。

今夏にユーチューバー・フワちゃんとの騒動で渦中の存在に。フワちゃんはやす子に対する不適切な投稿を謝罪し、芸能活動を無期限休止した。

また、8月31日〜9月1日に放送された日本テレビ系『24時間テレビ47』では、かつてお世話になった児童養護施設のためにマラソンランナーに立候補。募金総額は4億3801万4800円にのぼった。

「これまでもやす子さんはSNSで人々を勇気づける投稿を行ってきました。一連の騒動を経て好感度は高止まりしており、クライアントも老若男女への訴求効果を期待して注目しています」

とは代理店関係者。やす子は直近でも花王『バブ メディキュア』の新CMに起用されている。

芸人の“聖人化”に危惧する声も

とはいえ、“聖人化”するやす子に不安がないワケでもない。

霜降り明星粗品がかつてユーチューブ動画で

「お笑い芸人やのに好感度上がり過ぎたらしんどいで」

「ちょっとは俺みたいにクズな部分を出していかんと」

などとアドバイスしたように、一挙手一投足に注目される現状は息苦しさを感じるかもしれない。

「多忙なスケジュールに、さすがのやす子さんもお疲れ気味。某キー局の玄関でやす子さんが事務所スタッフとおぼしき人物に、大きな声で物言いする場面を目撃した人もいます。かなり目立っていたそうです」(芸能プロ関係者)

またある時は、出演番組でのリアクションが期待されていたよりも薄く、スタッフの間で

「大丈夫か!?」

と話題になることもあったという。

やす子がパンクしないか心配――。

そうした声はお笑い仲間からも聞かれる。10月5日放送の『オールスター後夜祭』(TBS系)ではMCの有吉弘行が、高山一実の

「このあと、0時58分から『オールスター後夜祭』でーす!」

の呼びかけに、すかさず

「フワちゃん、見てる〜?」

とブッコんだ。フワちゃんと交流のある有吉だけに、名前を出すことで“忘れ去られないように”という配慮なのかもしれない。

その後の番組ではフワちゃん関連の“イジリ問題”が次々と飛び出し、やす子が脱落。有吉が

「やす子ちゃんも脱落!」

と声をかけると、やす子はぎこちない笑いを浮かべながら

「フワちゃん、見てる〜!?」

と手を振って呼びかけた。

時期尚早だった「フワちゃんイジリ」

これが大誤算。SNS上では

《当事者が言うのはちょっと……》

《まだ2ヵ月しか経っていないよ……》

という声のほか、ギクシャクした様子のやす子に対して

《かわいそう》

《言わされてる感エグい》

という指摘も相次いだ。

「かつて『オールスター感謝祭』では、ビートたけしさんが乱入し、騒動を起こしたタレントをブッタ斬ってミソギとするノリがありました。有吉さんもそれを狙ったかもしれませんが、時期尚早の感は否めません。やす子さんが有吉さんのフリに応じているということは、事務所含めて事前OKを出していたことになりますが、フワちゃんサイドは寝耳に水だったそうです」(スポーツ紙記者)

やす子の背中に重くのしかかる“フワちゃん潰し”の十字架。解放されるにはフワちゃんがタレント活動を再開し、世間に受け入れられることだが、その見通しはなかなか立たない。

最近になって5歳の保護猫を飼い始めたというやす子。しばらくは猫だけが“心の癒やし”となりそうだ――。