イオン銀行とイオンフィナンシャルサービスは、イオンカードの不正利用への対応の遅れをめぐりWebサイト上で謝罪文を掲出した。

イオンカードのWebサイトより

 同社では、フィッシングメールや不正利用などの被害を受けたユーザーに対して、犯罪撲滅のための取り組みを実施していることを説明。一方で、被害実態や手口の解明、被害金額の特定・返金処理などに時間がかかっていることから「結果としてお客さまに多大なご心配とご迷惑をお掛けしている事実は否めません」として謝罪した。

 加えて「今後はこれまで以上に、お客さまのお気持ちをしっかりと踏まえたうえで、被害金額の特定とご返金、および不正利用などの被害をなくす努力を鋭意継続してまいります」としており、理解と協力を求めている。

 イオンカードをめぐっては、不正利用を訴えてからの対応が遅いといったユーザーとみられる声が上がっており、不正と認められ、返金されるまで数カ月間を要するケースや不正利用に気づき、利用停止を依頼してから実際に停止されるまで時間を要したケースがあったという。