地区シリーズ第1戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、ドジャースタジアムで行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発。2回の第2打席で、値千金の1号同点3ランを放った。球場は騒然。渡米7年目で初のポストシーズンだが、その着弾地点では争奪戦も勃発していた。
3点を追う2回2死一、二塁の第2打席。MVPコールも起きる中、相手右腕シースの高め速球を振り抜いた。右翼席へライナーで飛んで行ったボールはそのまま柵越え。同点3ランとなった。大谷は感情を爆発させてガッツポーズ。試合を一振りで振り出しに戻した。打球速度111.8マイル(約179.92キロ)、飛距離372フィート(約113.3メートル)だった。
大谷のボールを巡っては、着弾地点の付近でもみくちゃの争奪戦が起きていた。ライトスタンドのドジャースファンが座席を囲むようにしてしゃがみ、手を伸ばしている。米スポーツ専門局「ESPN」公式Xでもこの画像が投稿され「スタンドでは、彼のホームランボールを掴もうと大混乱」と伝えられた。
大谷が放ったシーズン50号ホームランのボールはオークションに出品されており、既に2億円を超える値がついている。X上の日本ファンも「群がってカオスになってる」「まぁ、さすがに欲しいよね」「ボール超高値つくから熾烈な取り合いになってるやんw」などと注目されていた。
大谷はメジャー移籍後、エンゼルスに所属していた昨季までポストシーズン出場はなかった。今季からプレーするドジャースで初の大舞台。今季は打率.310、本塁打54本、打点130、59盗塁をマーク。本塁打、打点のリーグ二冠に輝き、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁(50-50)」をマークするなど、打者専念のシーズンでMVP有力候補に挙がっている。
(THE ANSWER編集部)