[画像] “控えGK”のままタイトルを獲得していたら…ラムズデール「それほど意味はなかっただろう」

 今夏にサウサンプトンへと加わったイングランド代表GKアーロン・ラムズデールが、アーセナル退団の理由を語った。4日、イギリスメディア『BBC』が同選手のコメントを伝えている。
  
 現在26歳のラムズデールはシェフィールド・ユナイテッドの下部組織出身。ボーンマスやチェスター・フィールドを経て、2021年8月にアーセナルへと加入した。1年目から定位置を確保して公式戦37試合に出場。翌シーズンもレギュラーとして活躍していたが、在籍3年目の昨季はブレントフォードからレンタル加入したスペイン代表GKダビド・ラヤに守護神の座を奪われ、公式戦11試合の出場にとどまった。クラブは今夏にラヤの買い取りオプション行使を決定。ラムズデールは出場機会を求めサウサンプトンへの完全移籍を決断した。

 ラムズデールの出場機会が減少するなか、プレミアリーグ制覇まであと一歩に迫った昨シーズンのアーセナル。『BBC One』の『フットボール・フォーカス』に出演した同選手は、「もし僕がベンチに座っていたら、トロフィー獲得にそれほど意味はなかっただろう」と当時を振り返っている。

 また、「僕はただサッカーがしたかった。子供の頃は、ただベンチに座っているのではなく、プレーするためにサッカーをしたかった」と昨季に抱いていたプレータイムへの強い渇望を告白。「ピッチに立ってプレーすることが僕の目標だったから、サウサンプトンに来ることができてラッキーだったよ」と口にした。

 一方で、新天地のサウサンプトンはここまでのリーグ戦で1分5敗と未勝利が続いている。しかし、ラムズデールは「(ラッセル・)マーティンは一流だ。彼の熱意、やりたいプレー、やり方、彼はそれを貫き通すだろう。他人がそうすべきだと言ったからといって、彼は変わるつもりはない」と指揮官への信頼を強調している。