(CNN)南アフリカの警察は28日、東ケープ州ルシキシキの村で同日未明、17人が死亡する銃乱射事件が発生し、容疑者の行方を追っていることを明らかにした。

警察の発表によると、同じ通りに面した民家2軒が襲われた。

1軒目では住人4人が全員撃たれて死亡した。2軒目では敷地内の2棟に住んでいた計19人のうち、13人が死亡。生後2カ月の乳児を含む6人は助かった。

死者のうち15人は女性、2人が男性だった。

警察のチームが出動し、証拠収集と容疑者らの追跡を続けているという。

南アでは銃乱射事件が日常的に起きていて、殺人発生率も世界有数の高さ。殺人事件の数は20年ぶりの高水準に達している。警察が最近発表したデータによると、今年4〜6月だけで6000人を超える被害者が殺害された。

警察当局によれば、直近1カ月の間に殺人を含む暴力犯罪の容疑者5万3000人以上が逮捕され、400以上の不法な未登録の銃器が押収された。