[画像] メルセデス・ベンツが車種削減を検討 「GLCクーペ」と「GLEクーペ」廃止か

ラインナップ再編 クーペSUV販売終了?

ドイツのメルセデス・ベンツは、クーペSUVの「GLCクーペ」と「GLEクーペ」をラインナップから外すことを検討しているようだ。同社の関係者が明かしたところによると、これはモデル統合計画の一環だという。

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電動化を進める中、両車は廃止対象の「リストのトップ」にあると言われている。


第2世代のGLCクーペは2023年の登場したばかり。

メルセデス・ベンツはすでに、内燃機関を搭載したCクラス・クーペ、Sクラス・クーペ、CLS、ピックアップトラックのXクラスをここ数年で廃止している。

当初の計画では、2024年末までにハッチバックのAクラスとBクラスも廃止される予定だった。しかし、現在では2026年まで販売が続けられることになっている。

ドイツの経済誌『ハンデルスブラット(Handelsblatt)』は、さらなるモデル統合の発表が間近に迫っていることを示唆する報道を行った。メルセデス・ベンツ本社のある情報筋はこの報道内容を認めたが、GLCクーペとGLEクーペの廃止については、「現行モデルはすべて見直し中だ。これは継続的なプロセスだ」と述べて明確な回答を避けた。

メルセデス・ベンツは新型EVの開発に多額の投資を行っている。

第2世代となる現行のGLCクーペ(C254型)は昨年発売されたばかりで、GLEクーペ(C167型)は2019年に導入され、最近マイナーチェンジを受けた。

メルセデス・ベンツは今年後半、新しい「MMAプラットフォーム」をベースとする第3世代のCLAを発表する予定だ。EVと内燃機関モデルの両方が用意され、2025年にはCLAシューティングブレーク、EQA、EQBの新型が加わる予定だ。