そんなわけだったので、食事の後はそのまま解散するつもりでした。

 ところが、最寄り駅についた途端に彼は「えー! 帰るの?」「家行っちゃダメ?」と言います。可愛いですね。「何もしないから! お願いお願い!!」とまで。悪い気はしませんが、そういう気分じゃないんです。

 お構いなしに帰宅させていただきました。その節はごめんなさい。

 私たちの気まぐれに振り回されてくれる男性って可愛いです。

◆マッチングにもひと苦労

 先日、友人Cがスマホを指して「ねえ、これって〇クンじゃない!?」と言うので、画面を覗いてみると、昔、数か月だけバイト先にいた男性のプロフィール写真でした。どうやらアプリ内で元同僚同士がマッチングしてしまったようです。

「何この写真? ゲーム? キモ!」「デート代は……男性が多めに払う!? うっわ〜」と、女同士でひとしきり盛り上がった後、「で? 会ってみる?」と彼女に尋ねると「ないない」と即答でした。

 噂話が大好きな彼女のことだから、関係各所で「ねえ、これって〇クンじゃない!?」とやっていそうです。南無。

◆メアドを赤外線受信していたあの頃
 
 今回は「初デートの失敗談」をご紹介しました。ポケベルからケータイに変わった頃、出会い系サイトが流行って、良くない売買の温床になっていました。アプリ=出会い系のイメージが強く、「パンツ売ってとか言われたらどうしよう」と、いまだに少し怖かったりします。

 女子高校生だった当時は、塾で隣になった女の子の友だちのそのまた友だちの従兄弟とかのメールアドレスを教えてもらって、そうやってなんとか他校の男子とデートしたりしていました。

 実際に待ち合わせてみると「写真と全然違うな」ってのは平成も令和も変わらなさそうですね。二重あごを一生懸命修正している私としてはあまり偉そうなことは言えませんが。

<文/みずえちゃん>

【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989