[画像] クリス・ヘムズワース&サム・ロックウェル、『キック・アス』ユニバースに本人役で参戦 ─ 謎の新シリーズ、ついに詳細判明

シリーズのクリス・ヘムズワース、『スリー・ビルボード』(2016)『ARGYLLE/アーガイル』(2024)のサム・ロックウェルが、『キック・アス』ユニバースに本人役で参加することがわかった。

いったいどういうことか。マシュー・ヴォーン監督による『キック・アス』シリーズは、ただいま新たな映画シリーズが製作中。既報によると、第1作は『School Fight』、第2作は『The Stuntman』、第3作が『キック・アス』のリブート版『Kick Ass(原題)』の全3部作となる予定だったが、計画にやや変更が生じたようだ。

米によると、現在の計画では、このシリーズは「Stuntnuts(原題)」と呼ばれる全4部作に改められ、第1作が『The Stuntman』改め『The Stuntnuts: The Movie(原題)』、第2作が『Stuntnuts Does School Fight(原題)』、第3作が『Stuntnuts Does Shiver(原題)』。第1作・第2作の順序が入れ替わり、それぞれ改題されたほか、新たな作品が加わったことが判明した。

ヴォーンはシリーズのプロデューサーを担当し、監督は『ARGYLLE/アーガイル』のセカンドユニット・ディレクターだったダミアン・ウォルターズが務める。

第1作『The Stuntnuts: The Movie』は、アスリートのチームが、かつて訓練にいそしんだトレーニング・ジムを存続させるため資金繰りに乗り出す物語。ヴォーンは「スタント・アーティストたちが数々のスター俳優と共演するのが見どころ。スターは主役であるスタント・アーティストをサポートする助演俳優」だと語っており、ヘムズワース&ロックウェルもアイデアに賛同し、本人役でゲスト出演することになったという。

ヴォーン&ウォルターズ監督のほか、シリーズのレギュラー出演するスタントパーソンには、“ナッツ”にちなんだニックネームが付けられており、ヴォーンは「くるみ割り人形」、ウォルターズ監督は「くるみ」。

ヘムズワースのスタントマンであるボビー・ホランド・ハントンは「ナットジョブ(変人)」、『スパイダーマン』シリーズでトム・ホランドのスタントを担ったグレッグ・タウンリーは「ハードナット」、『ハリー・ポッター』「ゲーム・オブ・スローンズ」に出演した身長142センチのポール・ロウは「ピーナッツ」、そして「スター・ウォーズ:アコライト」(2024)で日本人初のジェダイとなった大島遥は「ヘーゼルナッツ」と名付けられた。

『The Stuntnuts: The Movie』の撮影は終了済みで、2024年10月末の完成予定。ティーンエイジャーが恋をめぐって戦いを繰り広げる第2作『Stuntnuts Does School Fight』は完成済みだ。ハントン、タウンリー、ロウ、大島の4人は両作に出演している。

また、第3作の『Stuntnuts Does Shiver』は「『ジョーズ』(1975)と『恋はデジャ・ブ』(1993)が出会ったような映画」になるそうで、出演者として「栗(チェスナッツ)」ことジョン・シナ、「やりたい放題(ゴー・ナッツ)」ことベンソン・ブーンが参加する。

なおマーク・ザッカーバーグのInstagramアカウントでは、MetaとレイバンによるコラボレーションCM映像が公開されており、ここにヴォーン、シナ、ブーンのほか「Stuntnuts」メンバーも登場。早くも非常にハイコンテクストなシリーズになりつつある。

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ところで、この「Stuntnuts」シリーズは『キック・アス』と今後どのようにつながってくるのか、当初の計画にあった『Kick Ass』は第4作となるのか。『キック・アス』ユニバースとはいうものの、その詳細は現時点で明らかになっていない。しかし2024年1月時点で、ヴォーンは「超メタユニバース」「続編ではなく、まったく新しい形で『キック・アス』を作る」としていた。果たしてその意味とは……?

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